港区の風俗&キャバクラはタレント予備軍でイッパイ?

※イメージ画像:Thinkstockより

 風俗系のフリーライターという職業上、これまでに風俗で働く女の子へのインタビューを何百回も行ってきた。その際、当然ながらクライアント(出版社など)からの質問の要望というものがあり、その定番のひとつに、「なぜ、風俗で働いているのか?」がある。

 もちろん風俗で働く理由は女性によって千差万別だが、「借金返済のため」という答えは実に多い。デリケートな問題でもあるので、筆者としては、できることならば質問したくなかったりもする。ということもあり、「このお店を選んだ決めては?」など、遠回しに聞くようにしているが…。

 ただ、時には面白い答えが返ってくることもある。そして、その中には“興味深いこと”が含まれていたりもする。

 港区を拠点とするデリバリーヘルス『L』で働いているレイさんは、
 
 
 
「ウチ、タレントになりたいんですよ! だから、この店で働いてるの」
 
 
 
 と答えた。自分のことを「ウチ」と呼んでいるが関西出身でもなく、いわゆる『ウチら世代』の20歳の彼女。西野カナを意識したようなルックス、振る舞いをすることにも妙に納得できた。

 まず、風俗に食わせてもらっている筆者としては、この職業を卑下することは一切ないが、タレントになりたいのに風俗店勤務というのはいかがなものか、と思った。事実、芸能界で活躍後に、そういった疑惑が出てしまい、窮地に立たされた女性タレントは少なくない。そもそも、タレントになりたいのであれば、ほかに手段はあるだろう。

 そこら辺を軽く突っ込んで聞くと、
 
 
 
「あっ、ごめんね。ウチの言葉が足りなかった。タレントになりたいから“港区の店”を選んだの!」
 
 
 
 さも当然という表情で答えた。なぜ港区なんだ? と、新たな疑問が生じてしまったが、それを察したのか、彼女のほうから説明が始まった。

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