AKBグループと講談社が和解か…そのウラで発揮された秋元康の恐るべきメディア掌握術


 もはや影響は「フライデー」だけにとどまらない状況。ここまでこじれてしまうと関係修復は普通なら難しい。ところが一転、今月14日発売予定の「週刊少年マガジン」にAKB48・横山由依(22)の巻頭グラビアが掲載されることが決定。急転直下の和解になったと騒がれているのだ。

「秋元氏が大激怒したのは事実ですが、彼は商売人として一流ですから何の計算もなく喚き散らしていたわけではない。怒っているポーズを見せつけて撤退をチラつかせ、困り果てた講談社に十分に借りをつくったうえで関係を修復。負い目のある講談社サイドは今後、これまで以上にAKBグループの『御用メディア』化してしまうでしょう。メンバーに便宜を図るだけでなく、秋元氏と安倍首相の関係も簡単には記事にできなくなる。結局は秋元氏の思うツボというわけです」(前同)

 恐るべきメディア掌握術だが、これはAKBグループのお家芸ともいえる。

「昨年10月に乃木坂46の松村沙友理(23)と集英社の編集者の不倫が発覚し、大騒動になったことがありました。集英社サイドは平謝りでAKBグループに大きな借りをつくり、程なくして集英社や同じ一ツ橋グループである小学館のファッション誌で乃木坂メンバーが専属モデルに次々と起用された。当事者の松村まで『CanCam』(小学館)の専属モデルになっています。ほかにも集英社のメディアでAKBグループの露出が増加し、御用メディア化が進んでいる。これで集英社と小学館、今回の一件で講談社を手なずけたのですから秋元氏の手腕には恐れ入りますよ」(前同)

 過去のスキャンダルをバネにブレイクしたHKT48・指原莉乃(22)など、AKBグループは「ピンチをチャンスに変える」という手法を繰り返してきた。それがメディア掌握にも生かされているといえそうだ。これほど見事にメディアを裏で操っているのだから、安倍首相が「知恵を借りたい」と相談するのも当然なのかもしれないが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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