ほかにも、前クールに放送された連続ドラマ『刑事7人』（テレビ朝日系）で倉科カナ（27）が、ベテラン俳優に囲まれてインテリで勝気な性格の女刑事を好演。今月22日からスタートする連続ドラマ『デザイナーベイビー』（NHK／全8回）では、黒木メイサ（24）が妊娠8カ月の刑事役という、まさに女性にしかできないキャラを演じるなど、新たなタイプの女性刑事が誕生している。
「かつての刑事ドラマといえば、ほとんどが男性俳優を主役に据えたものでした。女優が登場するとしても、お茶くみ係りといったところでしたね。しかし、そういった演出が時代に合わないのは当然で、女性刑事が台頭しているのも、実社会に合わせた結果といえるかもしれません。いずれにしろ、美しい女優たちが犯罪者と戦う姿は、それだけでも魅力的で、か細いようにも見える彼女たちが見せる派手なアクションは、そのギャップもあって非常に見応えがあります。
それに加えて、女性刑事はパンツスーツを着ることが多く、女優さんたちのスタイルの良さが際立つ。そんな格好でアクションを披露するのですから、男性ファンも釘づけでしょう。それでいて“カッコいい女”というイメージもつきますから、女性刑事は同性人気も高い。今の女優さんにとって、刑事役はぜひ挑戦したい役柄のひとつかもしれませんね」（芸能ライター）
女性刑事という役柄は、篠原のように、以前から「デキる女性」という印象のあった女優とすれば、よりその部分を引き立たせ、北乃や倉科のように「かわいい」と言われることの多い女優にとっては、新境地を開拓することになるのかもしれない。ともあれ、今後も生まれ続けるであろうカッコよくてセクシーな女性刑事たちには、ぜひ大暴れしてもらい、新鮮な刺激を届けてもらいたいものだ。
（文＝aiba）