――活動を始めてちょっと世界が広がったようですね。
マミ:新しいことを始めると、すぐにそれが好きになっちゃうんですよ。レストランでバイトを始めたら、食べることが好きになったりとか(笑)。男性との交際も、そういうところがあるかも。好きって言われた好きになっちゃうみたいな…。
――じゃあアイドル活動を始めてからアイドルにも興味を持ったのかな?
マミ:キャンディーズ大好き♪
――意外な名前が出ましたね。
マミ:両親が好きだったんですよ。だから子どものころから曲だけは知ってたんですけど、この活動を始めてから急に興味がわいて、動画みたり調べたりして好きになりました。あとは、中森明菜さんとか、ちょっとカゲがあるような感じの人も好きかな。いつでもキラキラしてて、見るからに“太陽”って印象の人は、ちょっと眩しすぎて見ていられない気がしちゃうんですよ。
――月は太陽の光を受けて光っているわけですけど、それがまた魅力的に見えますよね。
マミ:話はちょっと違うかもしれませんけど、昔から束縛されているような人に惹かれるところがあるんです。だから、いろんな制約に縛られている女子高生って美しいと思う。決められた枠の中であがいている感じとか、すごく輝いているように見える。よく私も撮影会ではセーラー服とかを着るんですけど、見た目は女子高生でも中身は違うわけで、やっぱり本物が羨ましい。
――外見は取り繕うことができても、本当の意味では何者にもなれないのかも。
マミ:まあ、そこであがくというのも切ない感じがして好きなんですけどね。
――アイドルとしてもあがいている?
マミ:そうですね…。悩むこともありますけど、何をしたって悩みは生まれると思うので、仕方ない気がしてます。とにかく今はがんばらないとって感じかな。
――将来的な目標は?
マミ:セルフ・ポートレイトを作りたいですね。自分で自分のことを撮影して、全部ひとりでやってみたい。誰にも迷惑かからないと思うので。自由にいろいろ挑戦してみたいです。あとは…やっぱり文章を書く仕事がしたいかな。もちろん、しばらくは今の活動を精いっぱい続けますから応援してもらえるとうれしいです。
インタビューの途中、少し話がそれて好きな漫画の話題になると、浅野いにお氏の『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』について夢中で語り始めた御茶海マミ。とにかく好きなことには、とことんのめりこむタイプなのだろう。まだ、自分のことを堂々とアイドルと呼べるようにはなっていないようだが、それもまた純粋といえる。そんな彼女のことが気になった人は、ぜひTwitterなどをチェックしてほしい。彼女のアイドル性に触れることができるハズだ。
【御茶海マミ】
フリーで活動するアイドル。
日本ローレグ・ライズ協会の公式モデルNo.022。
7月30日発売のロー協!公式写真集『布面積最小値2』に出演中。
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