風俗で遊ぶ際に、女の子を選ぶ基準のひとつに『顔』があることは事実だ。つまり、好みのタイプと遊びたいという男の願望。
しかし、それが叶わなかったりするのが風俗遊びの愉しいところでもあり、もどかしいところでもある。なぜならば、半分以上の女の子たちが、実際に会うまでは顔が分からないのが現実だからだ。そう、『顔隠し』である。
もちろん、働く女の子にも事情やプライベートがあるので、非難するということはしない。大体が自分の手で顔を隠すパターンであるが、ただ、よく見てみると、隠し方は大まかに分けて二通りあるようだ。
まず、一つは目の周辺を隠す。そして、もう一つは口元を隠す、という二通りだ。そして、この隠し方で筆者はあることに気付いた。
20年前から仕事で風俗にかかわっている身であるが、『名鑑』(※顔写真とプロフィールなどデータ的なページ)というものをよく作る。その際、女の子の写真を撮影の流れで、本人に「顔出しは?」と聞くことになる。顔出しOKの女の子はそのまま、そして、NGの子には「どっち(を隠す)?」という会話が挨拶代わりだったりする。
ちなみに、関東から北は圧倒的に『目隠し派』が多く、関西から南は『口隠し派』が多いようだ。その理由を探ってみると、まず、『目隠し派』に多かったのは、「目さえ隠せばバレなさそう。唇って、だいたい形が同じじゃないですか? だから、髪型をいつもとは違うようにウェーブをかけたりすれば完璧!」という感じのアンサーであった。