それが今回、突然テレビで流れ、ネット上では「ひどい歌声だな…」「ちょっとかわいそう」といった声がわいた。しかしその一方では「歌唱力は残念だけど15歳の吹石一恵が可愛くて見入ってしまった」「ガサツな歌声も綺麗な顔でカバーできてる」と好意的な意見も。
以前から“触れられたくない過去”とされていた彼女の歌手デビューだが、今回テレビで放送されたということは、当然ながら吹石の所属事務所の承諾を得ているハズ。本人が単に自分の初々しい姿に照れているだけで、そもそも黒歴史でもなんでもなかったという可能性もあるだろう。人気芸能人が、現在のパブリックイメージとあまりにもギャップがある活動を過去にしていた場合に黒歴史だと言われることがあるが、今回の吹石のケースは世間による思い込みに過ぎなかったのかもしれない。
「芸能人の黒歴史疑惑で有名なのは、女優の北川景子さん(29)が過去に人気アニメの実写ドラマ『美少女戦士セーラームーン』(TBS系)に出演していた件でしょう。北川さんは、同作で体当たりのアクションやパンチラシーンを連発していましたが、その後、女優としてブレイクしてから同作に関する話はタブーになったとささやかれていました。しかし、彼女は自身のブログで同作の共演者や監督と同窓会をしたことを明かし、『ここは何も変わらないなぁと嬉しくなりました』『監督たちの仰るお言葉、アドバイス、ご指摘は一つ一つが的確で正しくて、身が引き締まりました』と現在の心境を綴り、黒歴史疑惑を払拭しています。
こうした態度には、ファンからも『黒歴史にしないのはすばらしい』『売れても下積み時代を大事にするのは好感が持てる』と賞賛の声が上がっていましたね。今回の吹石さんも、歌手デビューだけでなく15歳当時の美少女ぶりがピックアップされるカタチにもなったワケですから、かえってプラスになったと思います」(芸能ライター)
今月29日には自身が出演したドラマの劇場版『S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の公開を控えている吹石。唯一の黒歴史もなくなり、今後も順調な活動をしていきそうだ。
(文=サ乙)