ホテルから利用禁止が通達されたデリヘル嬢! 意外な理由と転職先


 それは1年ほど前にアヤさんとプレイした時のことだ。彼女は舌が長く、よく動くので、キスでは蛇のように舌先をチロチロさせながら相手の舌に絡みつかせてくる。そして、全身リップでは相手の感じる箇所をリズミカルに叩く感じで、フェラは肉棒に巻きつける。いわゆるテクニシャンだ。だからこそ指名も多い。アヤさんのテクニックを一通り堪能すると、彼女はお決まりのように「今度は…わたしを気持ちよくさせてね」と誘うような目で訴えてくる。

 その少し鼻にかかった言い方も色っぽいのだが、ジッと見つめながらアヤさんは相手の指を自分の股間に持っていく。つまり、指マン・手マンのおねだりだ。なので、ちょうどいいと思われる人差し指と中指の2本をアソコに出し入れする。

 最初は可愛い声を出して悶えているアヤさんであるが、5分が過ぎた頃から次第に声を出さなくなり、恍惚の表情を浮かべ、快感に顔を歪めるようになる。そして、次第に身体を震わせるようになってくるのだが、一瞬、その震えがピタッと止まった、その直後のこと…。
 
 
 
 
ブシューーーーッ!
 
 
 
 
 そんな感じで潮を噴出したのだ。それはまるでクジラのようであり、壁に当たった際に“バシャっ!”という音がしたほどだ。壁に向かってバケツ一杯の水を思いっきりかけた時に発する音と同じであった。当然ながらベッドはビショ濡れである。

 その後、3分ほど息を切らしながらグッタリと放心状態になっていたアヤさんは、「また、やっちゃったね…」と苦笑い。バスタオルでベッドの水分を吸って応急処置をしてから、掛け布団をかけて隠し、少しバツ悪そうな顔で部屋を後にした。

 それほどアヤさんは潮吹き体質であり、出勤すると、ほぼ1日に1回は吹いてベッドを汚してしまうという。それほどの勢いゆえ、噂を聞きつけたAVメーカーのスタッフがスカウトに来たほどだが、
 
 
 
「AVに出られるルックスじゃないし(笑)。でも、今、思えば出演して多少でもお金をもらっておけば良かったかも…」
 
 
 
 と力なく笑うアヤさん。しかし、この体質がなぜお店を辞める原因になったのか。

 まず、あるホテルではアヤさんのみが出入り禁止を通達された。運の悪いことに、そのホテルは池袋に姉妹店が数軒あったので、系列店も同様に出入り禁止となる。しかし、彼女にも生活があるので、ウィッグや帽子などで変装をして業務をまっとうしていたが…もちろん、見た目を変えたところで体質は変わるわけがない。

 結局、潮を吹きまくった結果、ベッドを汚し、今度はアヤさんが勤務していた店自体が出入り禁止となった。しかも、ホテル同士の横のつながり、噂が噂を呼んで…、こうなると店としても死活問題である。また、ベッドを汚された弁償代として、5万円から10万円を請求されるようになってきたのだという。

 ちなみに、なぜアヤさんが勤務している店がホテルに知られたのかといえば、デリヘルの場合、客がホテルの部屋に入室した際に部屋番号を店に伝える。そして、その在室確認として、店はホテルに電話して「○号室につないでもらえますか」となるが、その際にナンバーディスプレイで店の電話番号が知られ、割り出されたという。

 結局、店のスタッフや同僚の女の子との間に流れる空気を察して、自分から辞めることを切り出したのだという。体質が体質なので仕方のないことだと諦めた彼女だが、
 
 
 
「でも、わたし、高校を卒業してから、ずっと風俗一本で生活してきたからコレ以外、考えられないから…」
 
 
 
 と悩んだ結果、ある答えに辿りついた。それは、女性が責めるのみで、客からのタッチが一切NGなM性感店への勤務だ。

 もともと長い舌先での攻撃が評判だったアヤさんだが、加えて自分の性癖ゆえにM気質の習性が分かっているので、“かゆい所に手が届くプレイ”だと評判のようだ。これで自分の潮吹き被害の心配はなくなったアヤさんだが、彼女が責めるのみのM性感で、そのテクニックゆえに今度は『男の潮吹き被害』を心配する筆者であった。
(文=子門仁)

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