第一印象は“派手だな”だった。というのも、ソチミルコはメキシコの伝統を色濃く残す町で、運河をトラヒネラと呼ばれる色とりどりにペイントされた華やかな小舟が行き交う。その小舟が商店になっていたりするのは、人々は運河のほとりに生活の拠点を構え、チナンパと呼ばれる運河に浮かぶ浮き地で花などを栽培して生計を立てている人が多いからだ。
観光客はトラヒネラに乗って運河観光をするのだが、アロンからソチミルコという地名は「花の野の土地」を意味すると聞き、派手な印象を持ったことに納得した。そして、現地の女性…平たく言えば売春婦たちもまた、街を体現しているようでもあった。第一印象の派手さに加え、陽気。それはメキシコ人女性特有の、目を強調した化粧の仕方にもあるのだろうが、とても華やかだった。これまでに何度も海外の風俗店・売春宿を訪れているが、その行為に後ろめたさを感じているのか、どこかに陰を持っている女性ばかりだった。それがメキシコでは…。
「オラ!」
リンダと名乗った女性は、気さくに声をかけてきた。ちなみに、置屋は運河のほとりの住宅街にあり、近隣では住民が普通に日常生活を送っているようだ。置屋のボスらしきオッサンに、現地通貨のペソよりもドル払いにしてくれと言われ、一人100ドル、アロンの分も含めて計200ドルを払った。
リンダの顔をよく見ると…本当にいいのかと思ってしまう。それは化粧は濃いものの、あどけなさが残っていたからだ。そんなボクの戸惑いを察したのかアロンが言った。
「メキシコでは15歳になったら大人!」
うん、深く考えるのはやめよう。ということで、ボクはリンダに案内されるまま2階の一室に入った。
部屋に入るなり、彼女はハグをしてきてきた。服ごしでも分かる巨乳。そして、香水なのだろうか、甘い香りが鼻腔をくすぐった。
「ムイ・ビエン(ステキよ)!」を連発しながら、脱がせたボクの股間をイジるリンダ。そこは、いわゆる民家の6畳ほどのワンルームにベッドを置いただけの部屋で、当然のようにシャワーもない。それでも構わずに彼女はボクのイチモツにゴムを装着するとフェラを始めた。
スロートをしている際、目が合うと「ムイ・ビエン!」とニッコリするリンダ。その舐め方は裏筋をジックリという感じ。彼女がしゃぶるたびに空気も動くのだろう。香水の甘い香りが漂う。
それにしても…このフェラはなかなか上手い部類に入る。そのあどけなさに、罪悪感がまたフツフツ…。フェラをされながら「彼女は二十歳以上!」と念ずる。
「ヨ・キエロ(したい…)」
たぶん間違ってはいないだろうスペイン語で意思を伝えると、リンダがポジションを替えて股を開いた。
その中は…“締まっている”としか表現のしようがないほどのキツマンだった。この締まり具合に出会えただけで、帰国しなくて良かったと心の底から思ったものだ。
しかし、激しくするとスグにイキそうになり、ゆっくりと腰を動かした。それでも「デ・プリサ(速く)」とせがむリンダ。
でも、それはできない…。なぜならば、実はこの日はメキシコ滞在3日目で、まだカラダが慣れていなく、スグに息が上がってしまうからだ。合体してこんなに息が上がるとは…興奮とは違う息切れは初体験だった。