<現役ホステス兼ライターのリアルな業界話>
スナックで働く、わたくし山根麻弥。毎晩お客さんと、また女の子同士で、猥談を酒のつまみに盛り上がっています。
そこでよく、“いままでで最も燃えたSEX”を聞いたりするのですが、それがまたみんななかなか濃くて…。
「一般人でもこういうことしてるんだ!」と驚きと、変態さんには安心感(?)をもたらす選りすぐりの体験談、ご紹介します。
<愛欲の赤裸々体験談 きょうへい(33歳)の場合>
初体験が結構ヤバかったな。相手は同じ高校の隣のクラスの女の子。ぶっちゃけ、そのとき付き合ってた彼女の友だちでした。まあ友だちっていってもあいさつ程度で、そんなに深くはなかったみたいだけどね。
その通ってた高校っていうのが地域で一番の進学校で、セックスどころか異性との交際経験もない、むしろそんなの勉強のジャマ、みたいなガリ勉男女が多かったんだ。そんななかで、その初体験のお相手の子はひときわ目立つ存在だった。
オシャレだし大人っぽいし他校に彼氏もいるし、スカートもみんな野暮ったい膝丈なのにひとりだけ短いしさ。体つきもエロいし、処女じゃないらしいなんて噂も回ってきて、まぁなんていうか、妄想をかきたてられる子だったのよ。いい意味でセーラー服が似合わないというか(笑)。
でもクラスも違うし共通の話題もないし、なかなかお近づきになれる機会がなかったんだよね。でも高1の終わりくらいかな、その子がギターを練習してるらしいって噂で聞いて。俺、ギターは結構うまかったから、これはチャンスだ! と思ったね。
まずは知り合いになることからと思って、廊下で会ったときに「俺のこと知ってる?」って声かけてみたんだ。自分でいうのもなんだけど、俺もそこそこ目立つほうだと思ってたし。そしたら「ああ、あの子の彼氏でしょ? 陸上部の」って。まあ実際そうなんだけど、でも彼女とは清い関係だし、ぶっちゃけあなたを狙ってるんですよ、と思いつつ最初のハードルはクリア。
それから彼女のクラスの友だちのとこに顔出したりしてちょっとずつあいさつとかを重ねて、世間話ができるようになったころに「趣味はギターかな。結構得意」なんて言ったら「マジ!? わたしもうまくなりたいんだけど」って。引っかかりましたよ(ニヤリ)。