最初に登場したのはグラビアアイドルの橋本マナミ(30)。ニセ番組のロケで山奥に連れてこられた橋本は、いきなり落とし穴に落とされてシンデレラトレイルに挑戦することに。ドッキリだったことが判明した橋本は当初こそ戸惑っていたものの、シンデレラの衣装に着替えてスタートラインに立つとやる気満々。スカートの裾をたくし上げて泥道を必死になって走り出した。しかし、途中にあるかぼちゃの鉄球やレンガの壁といった障害物に阻まれ、なかなか思うようには進むことができず。生足をあらわにして走る姿は何ともセクシーなもので、ラストのローションスライダーで全身がヌルヌルになると色っぽさ全開という感じだったが、タイム的には振るわなかった。
その後、LiLiCo(44)や藤田ニコル(17)といった面々がシンデレラトレイルに挑戦したが、いずれもダイジェスト版となっており番組的にも大きな目玉はなかった様子。しかし吉木りさ(28)のシーンはきっちりと放送されることに。VTRの中でも「全国のお父さん方、ここからは尺をかけていきますよ」とナレーションが入っており、泥とローションにまみれた吉木のセクシーショットが映し出されることとなった。しかも吉木は誰よりも早いタイムでこのシンデレラトレイルを完走。ドッキリ番組とはいえ、何事にも真剣に取り組む姿を見せてVTRを大いに盛り上げた。
スタッフの意向を理解し、全力で爆走してなおかつセクシーな姿を披露した吉木。その一方で頑固なまでに企画への参加を拒む女性タレントも。それは、芸能界で“罪”を犯したタレントが“パンスト相撲”をして懺悔をするコーナーに登場した芹那(30)だ。
同コーナーに、「地声と偽る変な声」「数々の男芸人に対してのたぶらかし」というふたつの罪で連れてこられた芹那。しかし、企画を仕切るいとうあさこ(45)から「お前の好感度はだだ下がりだ!」と指摘され、「パンストかぶれば好感度上がるぞ」とアドバイスされるも、「私がやってもシラけるだけですもん。誰も求めてないですよ!」と拒否する。頑なな姿勢を貫く芹那に対して、女芸人であるいとうは「なんだコイツ」と、バラエティでパンストをかぶらないことの意味がわからない様子。そして芹那は、「モテたいんで…。世間の好感度より身近な男」とポツリ。思わぬ言葉にいとうは「そうかも…」と肩を落とし、結局芹那のパンスト相撲は見送られることとなってしまった。
いっときのブレイク時期から比べて極端に露出の減っている芹那とすれば、どんな企画にも挑戦するべきだったのかもしれないが、どうやら女性としてのプライドのほうが勝ったようだ。もちろん、バラエティ的には判断のわかれるではあるが。自分の好感度の低さを理解しながら「ブスになるからヤダ」とパンストを拒否する芹那には、ビジュアル面での活躍を期待するしかないのだろうか…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)