であれば、放送回が進めば進むほど「ブサブサ」と揶揄されることもなくなりそうだ。同作は高視聴率で注目度が高く、佐野の女優としての試金石になるだけに悪評が消えれば大きな躍進につながる。
ひとまず安心かと思いきや、それでも批判は免れないという。
「ルックスは復活しましたが、それはあくまで『佐野ひなこ』としての美しさ。原作のミサミサは華奢なスレンダータイプですから、肉感的な佐野とイメージが合わない問題は解消されていない。役作りで身体を絞ろうにも、佐野はグラビアなどでも活躍しているのでガリガリになってしまったら死活問題。スタイルを役に近づけるのは限界があります。また、ドラマはシーンを入れ替えて撮影するため、むくんでいる状態の場面が流れることもあるでしょう。それでも一般的な視聴者なら十分に鑑賞に耐えうるものですし、特に男性にとっては佐野のアイドルルックはたまらない。しかし、熱狂的な原作ファンは許さないでしょう。容姿を揶揄する声がなくなっても、原作ファンからは今後も批判されることになりそうです」（前同）
心配のタネは残っているようだが、コミックやアニメの実写キャストが原作ファンに叩かれるのは仕方ない。それよりも批判を気にせずに佐野独自のミサミサ像で視聴者を魅了し、ファンを増やしていったほうが今後につながりそう。19日に放送される第3話でも美貌が絶賛されれば、大きく流れが変わりそうだ。
（文＝佐藤勇馬／Yellow Tear Drops）