「ホラここ、これがクリちゃんだよ」
(知ってるワ!)
そう思ったが、プックリと小さく膨れた小豆大のふくらみの下にはタテシワが入っていて、ヤケに妄想をかき立てる。オッパイはタッチ可だが、下半身タッチはコース外だ。触りたそうな筆者の顔色を見て、Aちゃんは言った。
「指入れてもいいけど、お金かかっちゃうよ。4000円」
正規のオプションなのでこれは仕方ない。しかし、触ったら指を入れたくなり、指を入れれば…。
性の欲求は果てしないもので、次から次へと過激な欲望がわいてくる。ダメ元でお願いをしてみるが、デリヘルとは違って、当然「ダメだよ」と囁くAちゃん。しかし、昂りつつも優しく指先の愛撫と口先の交渉を続けていると、彼女は言ったのだ。
「そんなに興奮しちゃったの? じゃあ、イチゴーならいいよ。お金持ってる?」
指入れ込みでイチゴーというのが彼女の裏オプ料金だった。彼女もつい気持ちよくなって、刹那的にOKしてしまったのだろうと思ったが、自分のバッグからゴムを取り出し渡してくれた。ということは、想定内の裏オプだったのかも…。
ルーム代込みの総額は、30分でなんと2万円超だったが、デキそうもない風俗でカワイイ子が相手だったせいか、満足度は非常に高い。ニッポン風俗の行き着く先は、やっぱり「最後の砦」なのだろうか。
(文・写真=松本雷太)