ロンブー淳、パネラー出演増に影響を与えた芸人とは


「レギュラー番組の激減の影響でしょう。特にここ数年彼が司会を務めるゴールデンタイムの番組は次々と短命に終わっている。たとえば、木曜夜7時に放送されていた『なるほど!ハイスクール』(日本テレビ系)は2011年からレギュラー放送を開始していますが、半年で打ち切られ、その後タイトルを含めてリニューアルしましたが結局翌年には終了。昨年4月から日曜夜8時の枠で始まった『クイズ30~団結せよ!~』(フジテレビ系)も半年で打ち切られています。さらには2013年4月から月曜夜7時枠で放送されていた『赤丸!スクープ甲子園』(日本テレビ系)に至っては、視聴習慣がつくまで自助努力を促しながらじっと見守ることを身上とする日本テレビには珍しく、わずか4か月で打ち切られている」(制作会社スタッフ)

 とはいえ、淳のテレビ出演番組は先の『ロンハー』を始め、『ごぶごぶ』(毎日放送)や『淳・ばるるの〇〇バイト!』(フジテレビ系)といった深夜番組や、『ロンプク淳』(九州朝日放送、月1回)を含めて計5本。ゴールデンタイムのバラエティを複数抱えていた時代からすると少々寂しい気もするが、それでも立派な本数だ。

「淳のようなビッグネームといえども、深夜番組や地方局のバラエティのギャラ単価は安い。これまでのレベルの生活を維持していくためには、ゲスト出演もやむなし、ということなのでしょう」(前同)

 その一方で、彼がゲスト出演するのには“ある人物”の影響が考えられるという。

「事務所の先輩である千原ジュニアさん(41)の存在です。ジュニアさんもまた自ら司会を務めた番組が次々と打ち切られた時期があります。そんな先輩が自分の番組『ロンハー』に出てはアンタッチャブル・山崎弘也(39)のアゴをなめたり、オアシズの大久保佳代子(44)とキスをするなどカラダを張って番組を盛り上げてくれているのを見て、淳さんも司会業にばかりしがみつかず、どんな仕事でもやっていこうと思ったのでしょう」(お笑い関係者)

 確かにジュニアはこうしたプライドを捨てた露出によって再び認知度を高め、現在でもコンスタントに活躍している。コンビ結成以来、順風満帆な芸能活動を過ごしてきた淳も、いち度パネラー側に回ることで新しい視点を持ち、再起を期しているのかもしれない。「今の地上波はコンプライアンスを気にしすぎて突き抜けた企画ができない」とTwitterで呟くなど、テレビバラエティの現在を危惧している彼が、再びゴールデンタイムの番組の司会を数多く務めたとき、どんな面白いコンテンツを提供してくれるのであろうか。楽しみに待ちたい。
(文=今井良介)

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