そうした状況の中、昨年末の主演映画『アオハライド』は公開1週目で興行収入2億円を超えるスマッシュヒットを飛ばし、女優としてのキャリアに箔がつきました。この作品での成功が、今回の月9ヒロインに結びついているのかもしれません。ドラマの王道ともいえるスタンダードなラブストーリーは、女優としての印象を強くするきっかけにもなりますし、あとは視聴率がどう動くかでしょうね」(芸能ライター)
ただ、ここ数年の月9は、かつて同枠で放送されていた『ロングバケーション』や『やまとなでしこ』のようなヒット作に恵まれず、視聴率が伸び悩んでいる。
「最近の月9といえば、主人公が戦国時代にタイムスリップする『信長協奏曲』や、現在放送中のミステリー要素がふんだんに盛り込まれた『ようこそ、わが家へ』など、得意分野であったラブストーリー以外のジャンルも放送され、テコ入れが繰り返されている印象が強い。しかし新ドラマの『恋仲』ではかつてヒットを飛ばした王道ラブストーリーに取り組んでおり、そこには“初心に帰る”という意味があるのかもしれませんね。また、昨年公開された映画『好きっていいなよ。』や『近キョリ恋愛』など、胸キュン系のラブストーリーは、いずれも興行収入10億円を超えてヒットしていますし、そうしたいまの世の中の流れをくみ取ったという可能性もあります。本田さんのフレッシュな魅力とストーリーがマッチして、彼女の代表作になるといいですね」(芸能関係者)
『恋仲』だけでなく、秋にはヒロインに起用されている映画『起終点駅 ターミナル』が公開される本田。女優としてのポジションを確立することはできるのか。
(文=サ乙)