【事件簿】15歳少女を集団でレイプ! 凶行後のあまりに悲惨な状況

※イメージ画像:Thinkstockより

 明治36年(1903)、埼玉県東児玉村(現・美里町)でその悲惨な事件は起きた。

 この村に住む農業・峰五郎の長女おこめ(15)は「天成の美人」と評判で、村内ばかりか近隣の地域集落にもその名が知られるほど。その話を聞きつけて、数々の良家から縁談の申し込みが後を絶たないほどであった。これに対して父の峰五郎は、おこめがまだ年端もいかないことから、すべての申し込みを断っていた。

 かつての日本では、結婚年齢が低くとくに女性はかなり早い時期に結婚していたというイメージをもつ人が少なくないようだ。

 しかし、人口問題研究所が所蔵する統計調査などを調べてみると、当時はたしかに10代女性の成婚も多かったものの、平均的には20代になってから結婚するケースが一般的だったようだ。

 おこめの場合、それこそ13歳くらいのうちから縁談がきていたのであろうから、峰五郎が「まだまだ早い」と考えたのも、ごく常識的な判断と考えられよう。

 だが、その美少女がとんでもない凶行に巻き込まれてしまう。

 その年の9月7日の夜、隣村の盆踊りに行った帰り道で、民家もない所にさしかかったとき、沿道の桑畑のなかで待ち伏せていた男たちにおこめは襲われた。そして、「言うに忍びざる獣行」すなわち彼女を代わる代わるレイプしたのであるその数、何と17人というから、まさしく鬼畜の行為と表現しても言いすぎではなかろう。

 その17人の男たちは、この15歳の少女を暴力的に犯した後、身動きすらできなくなるほどの重傷を負った彼女をそのままにして立ち去った。そして、彼女はたまたま通りかかった近隣住民に助けられ、父親の元に届けられた。

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