「一般社会と同じで、“自意識高い系”の女の子ほど早く辞める傾向があります」(某風俗情報誌編集者談)
さらに詳しく分析すると、“地方で風俗経験有りで上京した自意識高い系”が3日程度で辞める傾向が高いという。
「私、地元の店じゃ人気があったし、東京でも指名がバンバン来るでしょ!」という感覚で入店。しかし、風俗ユーザーが減っているこのご時世である。指名云々よりもお客さん自体が少なく“こんな店、私にはレベルが低過ぎる”と辞める嬢が少なくないという。
そして、前出の風俗情報誌編集者は「“風俗のジャンルの認識の地域差”も原因になることがある」という。
たとえば、中国地方某県から上京して吉原のソープに入店したA嬢。地元でソープ経験有りと伝えたところ、即採用。ここで講習を行わなかった店も問題だったが、A嬢自身…いや、彼女のも地元ソープにも問題があった。
地元よりも3倍の報酬に「さすが吉原…」と意気込んだ彼女は接客をして驚く。それは、ソープ特有のフィニッシュを迫られたからだ。A嬢が拒んだところ、客は怒る。そりゃそうだ、ソープなのにアレができないのだから。それでも拒むA嬢…。実は彼女の地元では“マットヘルス”をソープランドと呼んでいるのだ。なので、彼女自身はマットヘルスだと思って入店したゆえに「話が違う!」と辞めてしまったそうだ。
これと似たケースでは、札幌のキャバクラで働いていた嬢が上京して歌舞伎町のキャバクラに入店。札幌同様に…と、客の手を自分の股間にタッチさせたり、胸を触らせたりと卑猥な行為を仕掛けクビになるパターンがある。実は札幌のキャバクラは“お触りアリ”なので、地元同様にするとこうなるのだ。
「あと、某地方出身の子が“ホテルに徒歩で入るのが抵抗ある”と3日で辞めたことがありる。これも地域性かな?」(デリヘル経営者談)
まぁ、地方では立地条件などでラブホには車で…というパターンが多いということだろう。
ちなみに、このデリヘルの“最短”記録は3時間だという。なんでも、「東京の電車は複雑で迷子になりました…」と、電話してきて、お客さんのところにも現れずに消えたとか。せめて人生には迷わないでほしいものである。
(文=子門仁)