「矢吹は17日放送の『AKBINGO!』(日本テレビ系)に出演してバンジージャンプに挑戦したのですが、最終的に飛びませんでした。番組冒頭から絶叫マシンなどが苦手だと言って駄々をこねており、その態度にイライラしたファンもいたようです。ネット上には泣きわめく彼女の画像が貼られ、『企画を理解して参加するべき』『無理なら最初から出なければいい』などと厳しいコメントが寄せられています。中には『子どもらしくて可愛い』『バンジー飛ぶより泣き顔のほうが貴重』と矢吹を擁護する声もありますが、何だかんだ言っても最後には飛ぶと思っていた視聴者が多かったようで、『プロ意識が足りない』とバッシングを浴びています」(前同)
この日の放送のテーマは新ユニット「でんでんむChu!」の絆を試すというもので、矢吹のほかにメンバー入りしたHKT48の田中美久(13)なども出演していた。矢吹と田中はHKT48でも同期で同学年ということから“なこみく”の愛称で呼ばれており、一部のファンからはある種のライバル関係とも見なされている。
「今回の総選挙で1位に輝いた指原莉乃(22)は、HKT48の後輩たちの順位を予想しており、『奈子がメディアに出ている反動で美久が順位を伸ばす』と言い、矢吹は圏外、田中はランクインすると分析していました。ふたりとも圏外だったためこの予想は外れましたが、こうした発言からもふたりがグループ内でもライバル的に扱われていることがわかりますね。まあ、指原さんとすれば切磋琢磨してふたりともランクインしてほしかったというのがホンネでしょう」(前同)
「前田敦子と大島優子」「AKB48と乃木坂46」などを例に出すまでもなくアイドルにライバルは付き物。お互いの個性を引き立てるためにも、そうした関係性は必要なのだろう。“なこみく”もそれは理解しているようで、バンジージャンプを飛ばなかった矢吹にかわって身を投げ出したのが田中だった。そしてそんな田中の姿はファンにも好評で、「さすが美久!」「テレビを知っている」「リアクションも最高」と賞賛の声が寄せられることとなった。
しかし指原は今回の総選挙を「不幸な子のほうが有利」と振り返っている。その言葉を踏まえれば、バンジージャンプに果敢にトライする田中よりも飛べなかった矢吹のほうがファンの心を掴むのかもしれない。ブーイングを浴びた泣き顔も魅力と映れば個性となるだろう。“ヘタレキャラ”が浸透すれば、同じ要素を持つ指原のようにブレイクする可能性もありそうだ。
(文=愉快)