先日、知り合いの大阪の風俗嬢に愚痴を聞かされた。なんでも、店に対する不満が募る一方で、辞めたいとのこと。どうやら、店長への不満が大きく、「もう会うのもイヤやねん!」ということから、いわゆる“飛ぶ”(無断退店)ことを考えているという。それで、店長に精神的苦痛を与えることが、せめてもの憂さ晴らしらしい。
まぁ、風俗嬢が退店するにあたって、円満なほうがレアケースといってもいいだろう。つまり、理由はいろいろあるだろうが、不満を抱えるからこそ辞めるわけである。
さて、件の嬢だが、散々、筆者に愚痴を漏らした後に、こう言った。
「ウチな、勤めるんやったら、こういう店に勤めてみたかったわぁ~。だって、全大阪の風俗嬢が泣くほど感動的やで」
そう言いながら、ある風俗店のホームページを見せてくれた。それは、関西では有名な『ただいまグループ』というホテヘルグループのものであり、今、関西の風俗嬢の間で、ちょっとした話題になっているという。
そこに「卒業女性3600名の皆様へ」というメッセージがあり、内容を要約すると…。
「これまでに15年間営業してきた中で、一日でも在籍していただいた全ての女性に感謝申し上げます」と、感謝の言葉から始まるこのメッセージは、同グループを何らかの理由で辞めていった女性へ向けられている。