女のコのエロカワさと、ヤロウの湿気にやられてそろそろ疲れて来た頃、地下ステージで始まったのが『セクシープロレス』だった。当然、水着で取っ組み合うセクシーな女のコの画を想像していたのに、会場に行ってみると、半裸になっていたのは三人のオトコ。2対1の二組に分かれ、どちらか負けた方のセコンド(?)の女のコが一枚づつ脱いで行くという、女のコのイベントなのにまさに、“ルール無用”のショーが始まった。
しかし、押し寄せるマニアとフェチの嵐の中で、意外にこれが一服の清涼感というか、箸休め的なおもしろステージとなった。アマチュアとはいえ、肌を真っ赤に染めて逆水平チョップ浴びたり、ドロップキックにスローモーションパワーボムなど、目の前で見る迫力&お笑い要素もたっぷり。そして、焦らすように一枚づつ脱いでいく美女に癒されるステージであった。
会場では、かつての病室や治療室を利用して、学園祭ふうの模擬店が出店されていた。ほとんどの女のコが各自のROMやチェキを販売しているのだが、その中には変わり種の店も…。
“ハリドル”を自称するのは、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ“みつのはち”ちゃん。記者と同じく、熱気と湿度と男臭にやられたと思われるお客さんを、じんわり優しくマッサージしていた。
さらに変わっていたのは、「寝技ガールズ練習中」というポップが貼られた部屋。そこにいたのは、ドMオトコにプロレスの寝技をかけて癒しをほどこす、覆面美脚フェチストのスージーQちゃん。ジェイソン・ステイサムみたいに屈強な外人さんも、額にスジ浮かべて恍惚の表情を浮かべていた。
この他にも、催眠体験や占い、イケないお悩みカウンセリングなどの模擬店が出ていた。