「『新宿スワン』は沢尻さんにとって約3年振りの映画出演作となります。それだけに撮影にはかなり気合いを入れて臨んだハズ。本番だけでなく休憩中にも、胸元がざっくり開いた超ミニのキャミソールドレスという露出度の高い衣装を着て、深い胸の谷間と美脚をアピールするように歌舞伎町を闊歩していたようです。風俗嬢という役柄になりきるための役作りだったのかもしれませんね。2012年の主演映画『ヘルタースケルター』で薬物と整形にハマるアブノーマルな役を演じた沢尻さんにとって風俗嬢がそれほど特殊なキャラだとも思えませんが…。いずれにしろ、現在女優業が順調な沢尻さんにとって『新宿スワン』は、改めて真価が問われる作品となりそうです」(芸能ライター)
昨年には、2006年放送の『タイヨウのうた』(TBS系)以来、8年ぶりとなる地上波の連続ドラマ主演となった『ファースト・クラス』(フジテレビ系)で大きな話題を集め、現在放送中の月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』(同)ではヒロインに起用されている沢尻。映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶での“別に…”発言以降、すっかりトラブルメーカーのイメージがついてしまったが、『ファースト~』では上司や同僚に虐げられるシンデレラを、『ようこそ~』ではスニーカーをはいたカジュアルなタウン誌の記者を演じるなど、これまでのイメージとは違う路線を歩むことで、かつてのダークな印象を払しょくしつつある。
「ドラマ出演が続く沢尻さんはバラエティにもたびたび登場していますが、常に清楚な服装で派手な印象はありません。番宣での出演とはいえ番組全体を盛り上げるような言動もあり、スタッフ間の評判も上々のようです。イベントなどに出席した際にもリップサービスに積極的で、かつての“エリカ様”の面影はどこへって感じです」(前出)
プライベートで注目を集めることも多い沢尻だが、女優としての実力と抜群のルックスは誰もが認めるところ。大人になったエリカ様が久しぶりのスクリーンでどんな妖艶な演技を見せてくれるのか、公開が待ち遠しい。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)