会場入り口のエレベーターを降りた瞬間、濃厚で湿度の高い熱気に弾き返されそうになった!! ついさっきまで冷房が効きすぎとも思えた会場は、アッという間にコスプレファンの熱気で埋もれてしまっていたのだ。
ゴールデンウイーク後半戦も佳境の5月5日、コスプレイヤー(以下レイヤー)とそのファンが待ちに待った、コスプレ同人誌・デジタル系即売イベント『コスホリック14』が開催された。
参加したレイヤーや、来場した多数のファンの興奮と熱気で、3フロアーに分割された会場はいずれも熱帯のジャングルの様相を呈していた。
多くのレイヤーが販売するのは、自作のROM写真集やブロマイド。そこに撮影券が付いている場合が多く、1枚で数分間づつの撮影タイムがある。撮影場所となっている会場周囲の壁沿いには、ポーズをとるレイヤーと、汗だくでファインダーを覗き込むファンがずらりと並ぶ。その順番待ちに長蛇の列ができている人気レイヤーもいて、それが人気のバロメーターにもなっているようだ。