「大阪の梅田にある『G』ってM性感店に行ってみたらどうです？ あそこはまさに“大人のテーマパーク”ですから！」
最近の風俗は、なにかモノ足りないと、そんな愚痴めいたことを知り合いの風俗誌編集者に言ったところ、冒頭の言葉が返ってきた。
“大人のテーマパーク”か…。そういえば、20年くらい前は風俗店、とくに内装や内容にこだわったイメージクラブは、まさに大人のテーマパークだった。『遊“艶”地』とでも言ったほうが適切かもしれない。
行くと決めて筆者がやったことは、まず余計な下調べをしないことだった。大まかな所在地と電話番号程度を控え新幹線に乗って新大阪へ…。梅田に着いたら『泉の広場』を目指す。ここから伸びる階段を昇ると兎我野町や堂山といったキタの風俗街に…。
その『G』は5階建てのビルで、入り口は植木で囲まれていた。中に入るとフロントの造りなどから、以前はソープランドだった物件だろう。今の風俗しか知らない人は「大阪にソープ？」と思われるかもしれないが、四半世紀前に花博が開催されるまでは存在していたのです。その話は別の機会に…。
さて、この『G』には17のプレイルームがあり、それぞれの部屋にテーマがあるという。筆者が通されたのは、大きな十字架型の磔台がある部屋だった。また、バスルームの造りからも、以前ソープランドであったことを確信した次第。
それにしても…その豪華さに思わずフリーズしてしまう。すると、背後から嬢が耳に息を吹きかけ、フェザータッチをしてくる。