渡辺麻友、主演ドラマ『戦う!書店ガール』が初回6.2%の大爆死…小林よしのり氏は「視聴率でしか評価しない奴はカス」と反論


 今期のドラマの中では、金曜夜11時台に放送されている剛力彩芽(22)主演のドラマ『天使と悪魔‐未解決事件匿名交渉課‐』(テレビ朝日系)も低視聴率と騒がれているが、その初回6.4%にすら負けている。それどころか、元モーニング娘。の矢口真里(32)と保田圭(34)が入浴シーンを披露した11日放送の旅番組『電車・バスで行く!春の三浦半島スゴロクの旅7』(テレビ東京系)の6.8%にも及ばず、一部では「AKBトップにモー娘。OGが勝った」「さすが我が軍!」などとネタにされてしまっている。

「連ドラの初回は視聴者に判断材料があまりなく、視聴率の行方はキャストの『引き』と宣伝がすべて。同ドラマはそれなりに宣伝は打っていましたから、そうなるとメインキャストの渡辺に世間が興味を示していないという事実が浮き彫りになったといえる」(芸能関係者)

 一方、渡辺を擁護する熱い声もある。その代表といえるのが熱心なAKBファンとして知られる漫画家の小林よしのり氏(61)だ。

 ドラマの放送後、小林氏は自身のブログで「『本』への愛情が炸裂した、そして感動的なエピソードも盛り込んだ素晴らしいドラマ」「期待以上のまゆゆの演技の上手さ!」「渡辺麻友はこれでアイドルを一歩超えた」などと絶賛。

 さらに、低視聴率であるとのネットニュースを目にすると「『数字』を見てしか評価しない奴はカスだ」「渡辺麻友の明るさが爽快だ、演技が自然で上手い、それで大成功だ」「書店に行かない奴、アマゾンで買う奴、本を愛する心がない奴には、あのドラマは分からない」などと反論を綴り、まゆゆファンに向けて「戦う渡辺麻友を、ファンは熱烈に応援しよう!」と呼びかけている。

 実際、視聴率がいいからといってドラマとして優れているわけではなく、その逆もしかり。だが、ゴールデンタイムのドラマとなると「隠れた名作」などというわけにはいかず、数字を無視できないのも事実だ。

 ここ最近の傾向としてドラマの視聴率は初回が最も高く、右肩下がりになっていく。小林氏は「NHK朝ドラ『マッサン』みたいに、徐々に視聴率を上げてくるドラマもある」とも擁護したが、放送期間の長い朝ドラならまだしも1クールのドラマで数字を上げていくパターンはほとんどない。

 いきなり深夜番組クラスの数字を出してしまった『戦う!書店ガール』の今後が厳しいのは間違いなく、酷評が続けば渡辺の商品価値にも影響してくるだろう。だが、プレッシャーから解放されて肩に力を入れず伸び伸びと演技できれば、次につながる評価を勝ち取ることもできる。果たして数字以外の「何か」を残すことができるのかどうか、いきなり正念場だ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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