友近との温泉トークの中で、祥子は「元々女優を目指して上京して、初めは舞台の勉強をしていた」ことを告白。なかなか仕事がうまくいかなかった彼女は、30歳目前で現在の事務所の社長に出会い“祥子”としてグラビアに挑戦することを決意したという。しかも初めてのグラビアがヌードで、「恥ずかしかった」と当時の心境を素直に振り返る。いまでも「恥ずかしいって気持ちは常にあります」と言いながら、「それは忘れちゃいけないのかなって思っています」とし、グラビアに対するプロ意識をのぞかせた。
また、謎の美女になる前は普通にFacebookやTwitterなどのSNSを利用していたが、始める2カ月前からすべて辞め、両親にまで自分が“祥子”であることを隠していたという。その結果、以前の友だちとは連絡がつかなくなったと笑いながら語っていたが、売れるために犠牲にしたものは大きかったようだ。
しかし芸能界にも友人はいるようで、女優の国仲涼子(35)とは祥子になる前から親しくしているとのこと。ただ、同じ芸能界で活躍する国仲にも自分が祥子だとは明かさないでいたというのだから、謎の女としての強い自覚がうかがえる。最近になって、「ちょっと! 聞いてない!」「アンタ! スッポンポン!」と国仲から電話があり、ようやく打ち明けることができたと笑顔で語った。
「これまで祥子さんは、バラエティに出るたびに“謎の美女”というキャラを頑なに守ろうとして、あまり口数は多くなかったですが、今回の放送ではとても饒舌でしたね。番組中には、ひそかな特技だというモノマネを披露して、友近さんを驚かせていました。しかもそのネタというのが『昭和のラジオ放送』というマニアックなもので、『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』の出場を狙っているのではないかと思うほど(笑)。いまのところグラビア色が濃いですが、こうしたタレント性をうまくアピールすることができればバラエティでも活躍していくのではないでしょうか」(テレビ関係者)
番組の後半では「友近さんみたいに何でもできるようになりたい」と今後の抱負を語った祥子。今回の番組で一部の謎も晒し、モノマネを積極的に披露するなどタレント志向の強いところを見せた彼女だが、ミステリアスな部分が明らかになったときこそが芸能生活の本当のスタートなのかもしれない。
(文=kamei)