能年玲奈、事務所の「売り惜しみ戦略」が完全に裏目…後輩女優の猛追で“一発屋女優”の汚名


 女優の有村架純(22)は、同作出演後の話題性があるうちに急激に露出を増加。能年とは真逆の戦略が大成功し、昨年上半期の「CM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)で桐谷美玲(25)と並んでトップを獲得するなど広告需要も増大した。同じく同作でブレイクした俳優・福士蒼汰(21)と共演した映画『ストロボ・エッジ』は興行収入10億円を突破する大ヒットとなっており、能年に差をつけ続けている。

 能年の親友役だった橋本愛(19)は奇行や失言で一時は将来が心配されたものの、コンスタントに映画やドラマに出演。重要な役どころで出演した映画『寄生獣』は興行収入19.7億円を記録し、今月25日には同作の完結編が公開される。また、能年のライバル役だった足立梨花(22)もドラマやバラエティー、CMにと引っ張りだこ。今月13日からスタートする月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)への出演も決定し、主人公の妹役にキャスティングされた有村と共演する。

 売り惜しみせずに露出を増やした『あまちゃん』女優たちが浮上し、能年だけが停滞しているような状況。この能年サイドの戦略は重大な禍根も生み出した。

「今年1月から放送された連続ドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ系)は主演に能年が決まっていたのですが、撮影直前になって『女子高生役はできない』と事務所側がドタキャン。慌てた日テレ側はたまたまスケジュールが空いていた広瀬すず(16)を代役に立ててしのぎましたが、激怒した局幹部から『もう能年を使うな』とお達しがあるなど日テレ出禁になりかねない状況になっている。事務所の慎重すぎる姿勢が災いしたといえます」(芸能関係者)

 代役となった広瀬はケガの功名で人気が急上昇。フレッシュな魅力で大ブレイク確実と騒がれており、新鮮味を失った能年を猛追している。また、放送中のNHK朝の連ドラ『まれ』に主演している土屋太鳳(つちや・たお=20)の人気も急激に上昇しており、もはや能年は過去の栄光である『あまちゃん』の看板に頼っていられない状況だ。

 それでも事務所サイドが能年の売り惜しみを続けるのはなぜなのか。

「能年の売り出しをめぐって事務所の幹部が衝突し、さらにグループ企業であるバーニングプロダクションの重鎮かも横ヤリが入るため、動きが鈍くなってしまうようです。しかし、かんぽ生命保険やJX日鉱日石エネルギー(ENEOS)といった大企業のCM出演が継続しており、事務所サイドは焦る必要はないと思っているようですね。ですが、このまま停滞状態が続けば頼みのCMも後輩の女優たちに奪われてしまうのは明白。この危機感を認識しなければ、事務所の戦略ミスで能年を潰すことになりかねません」(前同)

 売り惜しみは事務所が能年を大事にしていることのあらわれでもあるが、どんな逸材でも旬を逃せば輝きを失ってしまう。「一発屋女優」の汚名をそそぐためには戦略の見直しが必要なのではないだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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