――コスプレを始めたのはコミケとか?
「メイドのバイトを辞めてから趣味でコミケとかに参加するようになりました。最初はゲームのキャラクターとかのコスプレをしてましたね。いまではオリジナルが多いですけど、けっこう王道のレイヤーだったんですよ(笑)。ただ、当時はまだ恥ずかしさがあったというか、自分のスタイルにコンプレックスがあってバックショットはNGにしてました…。人に見られたくてコスプレしに行ってるのに変ですよね(笑)」
――自分の魅力に気づいてなかったんだ。
「いまでこそ“ムチムチ系貧乳巨尻”をウリにしてますけど、昔は大きなお尻がちょっとイヤでしたね。でもファンの人から『そのムチムチ感がたまらない』とか『お尻がサイコーだよ』って言われることが何度かあって、ちょっとずつ自分の気持ちが変わってきました。それで思い切って巨尻をテーマにしたROMを作ってみたら、それがいままで1番売れちゃったんですよ! 自分で言うのも照れますけど一気にコンプレックスがアピールポイントになったのを実感しました(笑)」
――どんどん見せるのが楽しくなったんじゃない?
「なんだか急に“売れたい”っていう気持ちが膨らみましたね。最初は単に趣味だったんですけど、ちょっと欲が出ちゃいました」
――有名になりたいとも思う?
「う~ん。どうだろう…。有名人というよりは、“まったく別の世界の人になりたい”っていう気持ちのほうが強いかも。普通の生活をしていながら趣味とか仕事では別の顔を持ちたいというか…。メイドとかコスプレにハマッたのも、日常と非日常のギャップがハッキリしてたからだと思います。平日はOLなのに週末になるとコスプレしてる自分に興奮しちゃうタイプなんですよね(笑)」
――わかるようなわからないような…。ちょっとした変身願望なのかな。
「そうかもしれませんね。普通に暮らしているだけだと経験できないようなことをしたいっていう気持ちは強いと思います。というより、どんどん知らない世界に飛び込んでいきたいですね」
――コスプレ以外でも?
「実は昔からアダルトビデオが好きなんです――」