フジテレビ系の子会社である共同テレビに籍を置いた滝川は、恵まれた容姿と知性を買われ、2002年に『ニュースJAPAN』のキャスターに抜擢。すぐさまその美貌は話題となり、平日の夜を癒す存在として人気を博した。メジャーアナウンサーのひとりとなった彼女は2009年にフリーに転身し、CM出演などを解禁して幅広く活躍。そして2013年には2020年五輪招致活動の一員に選出される。滝川は今回の番組の中で「表舞台の経験があってフランス語が話せる女性」で選ばれたが、「女性も男性も対等に立てるということを世界にアピールできるなら」と思い引き受けることにしたと振り返っていた。
「2013年の流行語大賞ともなった“おもてなし”スピーチでオリンピック誘致の成功にひと役買った滝川さんは、ますます活躍すると思われましたが最近はほとんどテレビに出演していません。いまではフリーキャスターというよりもCMタレントといったイメージのほうが強いかもしれませんね。ただ知名度を活かした活動はしているようで、ライフワークにもしている“動物の保護・福祉”に力を注ぐ『クリステル・ヴィ・アンサンブル』という財団を立ち上げて代表理事に就任しています。2020年をメドに犬や猫の殺処分・放棄・虐待行為ゼロを目指して、保護された犬たちのサポートをする団体のようですね。こうした活動には熱心なところを見せていますから、そもそもあまり表に出るようなタイプではなかったのかもしれません。かつて在籍していた共同テレビにはいち記者として入社していたそうですから」(テレビ関係者)
誰もが羨む美貌を持つ滝川。しかしそのルックスは彼女にとってはあまり大きな意味はないのかもしれない。むしろ過去の苦悩を語った姿を見ると悩みの種だったともいえるだろう。そんな彼女とすれば、見た目で大きく判断される表舞台ではなく、日々の積み重ねが評価される慈善活動のほうが性に合っているのかもしれない。ファンにとっては少し寂しい気もするだろうが情熱を燃やす彼女を応援したい。
(文=kamei)