高橋真麻、バラエティーでの“わがままキャラ”を弁明! マジメさゆえの苦悩?


 バラエティーとはいえ収録の前にはしっかりと台本を作り込みます。スタッフは自分の思い描いた展開通りに番組を仕上げたいわけで、そのためタレントには番組内での役割を事前に伝えます。今回の番組では共演者を翻弄するような立ち位置を高橋さんにお願いしていたのでしょう。実際の放送でも、高橋さんに振り回される川村さんや小峠さんが面白おかしく描かれていました。そういった意味でいえば高橋さんの起用は間違っていなかったわけで、十分に役割を果たしたといえます。批判的な意見が寄せられたというのも、それだけ視聴者にインパクトを残せた証拠です。しかし本人とすれば、あまりにも自分がわがままに映っていたため違和感を覚えたのでしょう。視聴者からのクレームにもあい、つい弁解したくなってしまったのだと思います」(テレビ関係者)

 今回の高橋の発言には「つまりヤラセってこと?」「作ったキャラだったわけね」といった声も寄せられている。制作サイドの思惑に応え、なおかつ結果を出した高橋だったが、つい漏らしてしまった本音で視聴者とスタッフの板挟み状態となってしまったようだ。そしてこうした状況は高橋にとって好ましくないという声もある。

「アナウンサー時代の高橋さんは、ずっとディレクターの指示の元で画面に映り続けてきた。そのためフリーになった今でもスタッフの意図をできるだけ実現させようという思いが強いのではないでしょうか。高橋さんほど売れているタレントであれば、打ち合わせの段階で番組の狙いと自分の個性がマッチしないと感じれば“すり合わせ”を行うものですが、そうしたことに積極的ではないのかもしれません。制作サイドの提案するキャラを一生懸命に演じることは大切なことですが、それが視聴者に見透かされるようになってしまうと途端に飽きられてしまう可能性もあります。ヘタな発言は少し抑えたほうがいいかもしれませんね」(番組制作会社関係者)

 テレビの中と本来の自分に違いが生じるのはタレントの“さが”とも呼べるもの。しかし真面目な高橋にとっては、普通のタレントが受け流すようなことでも戸惑いを感じるのだろう。それもひとえに高橋の育ちの良さから来るもので、それこそが彼女の長所でもあるハズなのだが…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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