それでも柴田は「好きな男性の仕草」が話題になると途端にテンションの高い妄想トークを展開。電話越しで聞く男性の「どうした?」という言葉がたまらなく好きだという柴田は、さっそく徳井とそのシーンを再現すると顔を真っ赤にして照れまくる。男性の何気ないひと言に少女のように胸をときめかす柴田は周囲を唖然とさせるも大きな笑いを生み、徳井も上機嫌で笑顔をこぼしていた。さらに柴田は電車の中で体格のいい男性が座ると興奮してしまうことを告白。「守られている感じがする」と言う柴田の横に徳井が座ると恥ずかしそうに手で顔を覆うのだった。
そんな柴田の“謎の性癖”はネット上でも話題となっており、「リアクションが可愛すぎる」「柴田淳に胸キュン」「歌は暗いのに素顔はチャーミングなんだな」といった声が寄せられている。バラエティ初登場ながら柴田は視聴者に好感度の高いインパクトを与えたようだ。
「後藤さんが番組内で『掘れば掘るほどでてくる』と言っていたように、今回の放送における柴田さんの存在感は抜群でしたね。いずれのシーンでも昨今のバラエティ番組で売り込みをかけているタレントにありがちな“作られたキャラ”感はありませんでしたし、その上ビジュアル的にも申し分ないとなれば、バラエティ関係者は放っておかないでしょう。『今夜くらべて…』は、かつてブレイクしたが今はさほど活躍していないタレントにスポットをあてて掘り起こす“再生工場”としての役目と、ゴールデンタイムにいきなりぶつけるには戸惑うようなアクの強いキャラを試す“新キャラ発掘&トライアル”で、業界内でのポジションを確立しています。今回の番組は、その“新キャラ発掘&トライアル”の最たるもので、後藤さんや徳井さんのいつにも増して楽しそうな様子でもわかるように、柴田さんはバラエティで活躍できるキャラのお墨付きをもらったようなものです(笑)」(テレビ関係者)
指原の推薦でバラエティに初登場した柴田。可憐なルックスと暗い歌詞というギャップに加えて、タレント性のあるところを証明した彼女には、いまごろバラエティ番組からのオファーが舞い込んでいるかもしれない。そして柴田に注目が集めれば集めるほど、『今夜くらべて…』はもちろん、指原の株も上がることになるだろう。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)