このところMALIAは急激にメディア露出を増やしているが、その大半が元夫の暴露ネタ。今月上旬に出演したバラエティー番組では「相手の浪費癖や浮気が原因で別れた」と赤裸々に告白しており、最初の夫・田中選手については「スーパーのジュースの値段でもケンカするくらいの倹約家」だとして、暗に“ドケチ”ぶりが離婚原因になったことを示唆した。また、山本選手は逆に「ポンポン車を買う」という浪費家だったそうだが、離婚後は「思いついたときに養育費を払ってくるだけ」とし、別の番組で「養育費を払ってもらっていない」と告発したこともあった。これについて山本選手は自身のTwitterで、養育費はおろか家の家賃やお手伝いさんの携帯代まで払っていたことを明らかにしつつ「テレビに出れれば何でもいいの?」と元妻に反論ししている。
また、3人の子どもを育てるシングルマザーだった経歴から子育て論を語る機会も多いが、そのブッ飛びぶりも物議をかもしている。
今年1月に放送された『アウト×デラックス』(フジテレビ系)では、MALIAが「長男が5歳の時、ご飯の食べ残しを繰り返していたので『マズイ』と思いフィリピンの知り合いの家に一人で2週間ホームステイさせた」という仰天子育て論を告白した。さらに性教育はもっと過激で「長男が小2の時にiPadでハードなアダルト動画を見ていた」という事実が発覚するも、MALIAは「男の子はそれが正常」と叱らず、それどころか「でもアレはマジで気持ちよくない。ママもアレをされたらすごく嫌」と、動画の中で繰り広げられていた“行為”の現実を言い聞かせたという。また、長男が小5のときには「林間学校の前に『もし何かあったらいけない』と思ってコンドームの使い方を教えた」というが、当の息子に「ボク、まだ使わないよ」と言い返されてしまったエピソードも明かした。
今年1月、MALIAは初の著書『TRUE LOVE 3度目は3人子連れで年下婚!」(講談社)の表紙で一糸まとわぬセミヌードを披露している。年頃の子どもがいる女性タレントはヌードを嫌がる傾向があるが、性にオープンな家庭環境が影響しているのかMALIAはまったく抵抗がないようだ。
それにしても、あまりにも何もかもあけすけ。自身のことだけでなく、過去のオトコのことから子どもたちのことまで全て“商売のネタ”にしているのだから、そのたくましさには恐れ入る。
「再々婚のお相手である佐藤選手は将来有望といわれていますが、まだ若手ですから年俸800万円ほどで彼女が今まで交際したスポーツ選手と比べて裕福とはいえない。今までの離婚原因が『お金関係』だったと明かしているくらいですから、年下夫の収入に頼らず経済的な問題で別れなくても済むように『自分が稼がなくては』という思いが強くなっているのでしょう。その気持ちが元夫との離婚の内幕や奔放な子育て論といった、なりふり構わない暴露ネタ路線につながっている。発言が過激でキャッチ―なため、今のところテレビ需要は高まっていますが、視聴者からは反感を買いまくっている状態。ネタ切れせずに突き進めば『嫌われキャラ』として生き残る目もありますが、すでにエピソードの使い回しなど限界が見えてきていますから、ただ視聴者に嫌われるだけでキャラが定着する前に消えてしまう可能性もある」(芸能関係者)
“超肉食ママタレ”という新たなキャラで勝負するMALIAだが、その奔放すぎる言動がどこまで世間に受け入れられるのかは微妙なところのようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)