「タカラジェンヌとファンの関係性はかなり深いものがあります。1月に放送されたバラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)では、元宝塚トップスターの大和悠河(37)とファンとの交流が紹介されましたが、電車の中で『悠河さん大大大好きです!』と叫ぶ姿が放映され、その熱狂ぶりが話題になりました。ただ、こうした関係はそれこそ特殊で、現役を引退すると徐々にファンは離れていきます。宝塚ファンが注目するのは現役がメインですからね。遼河さんのファンがバラエティ番組でやけにテンションの高い姿や体を張っているシーンを見ても、さほど気にとめないでしょう」(業界関係者)
最近のバラエティ界では遼河をはじめ、紫吹淳(45)やACHOU(31)といった元宝塚の面々が活躍しているが、彼女たちのブログなどを見る限り、宝塚ファンから「イメージを壊すな」といった声が上がっている様子はない。遼河のファンも応援こそすれ、嫌悪感を抱くようなことはないのだろう。
「月組の男役3番手として活躍した遼河さんにも、熱心なタニマチのような存在はいたことでしょう。しかし、現役当時からあっさりとした性格で知られる遼河さんは、あまりファンとの交流には関心がなかったようです。彼女の先輩である月組トップスターの天海祐希さん(47)も、ファンとの関係は淡白だったようですから、その流れを汲んでいるのかもしれませんね。現在、遼河さんがファンとどういった関係性を築いているかはわかりませんが、ブログの中で誕生日をひとりで過ごしたと報告しているため、大和悠河さんのような交流はないのだと思います」(前出)
あまりにも馴染んでいる様子でバラエティに出演する遼河には、「本当に元タカラジェンヌ?」という思いを抱きたくなるが、宝塚時代からのファンにとっては昔から変わらないものなのかもしれない。2013年から所属事務所を芸人が多く在籍するプロダクション人力舎に移した遼河は、昨年ほとんど女優としての活動をしていない。バラエティへの高い意識が伺える遼河のイジられキャラが定着する日も近そうだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)