昨年12月にスマイレージから改名したハロー!プロジェクト所属のアイドル・グループ『アンジュルム』の第1弾シングル「大器晩成/乙女の逆襲」(両A面/アップフロントワークス)が、発売初週で4.3万枚を売り上げ、2月16日付のオリコン週間CDシングルランキング(集計期間:2月2日~8日)で初登場2位を記録した。同シングルは2月3日付の同デイリーランキングに2位で初ランクイン、8日付のランキングでは1位に輝くなど、順調なチャート・アクションを見せ、週間ランキングの結果に注目が集まっていたが、彼女らとしては自己タイとなる2位という順位に加え、4.3万枚という自己最高の売り上げ枚数を記録。目下の勢いから言って、その数字はまだまだ更新しそうな気配だ。
「『大器晩成/乙女の逆襲』はアンジュルム名義としては1stですが、スマイレージ時代から換算すると、インディーズ時代も含めて22枚目のシングルになります。インディーズ・デビューが2009年6月ですから、5年半越しの最高成績ということで、ファンとしてもメンバーとしても感慨ひとしおといえるでしょうね」(アイドルライター)
ここで、彼女らの歴史をざっとおさらいしておくと、2009年4月にハロー!プロジェクトの研修生『ハロプロエッグ』のメンバーにより結成。当時は現・中心メンバーの和田彩花(わだ・あやか/20)と福田花音(ふくだ・かのん/19)を含む4人組で(当初は名称もカタカナ表記のスマイレージではなく、英語表記のS/mileageだった)、同年6月にインディーズCDデビュー、翌年2010年5月にはメジャー・デビューを果たし、同年、第52回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。その後、新メンバーの加入や卒業などを経て、2012年より6人体制で活動していたが、昨年10月に3期メンバーとなる3人が新加入し、グループ史上最多構成となる9人組としてリ・スタート。前述のように12月にグループ名を『アンジュルム』と改め、今回、その新生・第1弾シングルとなった「大器晩成/乙女の逆襲」が幸先のいい結果を招くことになった。