アイドルグループ「乃木坂46」の11枚目のシングルの選抜メンバーが発表され、昨年10月に一部週刊誌で不倫スキャンダルが報じられた松村沙友理(22)が選抜入りしたことが分かった。同時期にスキャンダルを起こしたメンバーが“クビ”同然でグループを去ったこともあり、ファンの間で賛否両論が巻き起こっている。
選抜メンバーは18日深夜に放送された『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系)で明かされ、選抜18人中、松村は3列目11番目に選出された。自身の名前を呼ばれて神妙な面持ちで席を立った松村は言葉が出てこず無言。司会のバナナマン・設楽統(41)が「正直、いろいろありましたからね。今回、入んないと思いました」と言うと松村は涙ぐみながら黙ってうなずいた。設楽に「松村もそう思っていたんじゃないですか?」と促されると、松村はスキャンダル後の心境を初めて吐露。「ずっと…ステージに立つのも人前に出るのも怖くなっちゃって…」と重たい口を開き、さらに「自分でもずっと『もうダメだ』と思っていた。『もう私できません』とずっと言っていた」と卒業を意味する“活動辞退”を考えていたことを打ち明けた。
続けて「『何でアイツが入るんだ?』って、皆さん思うだろうけど…」と批判の声があることを認識しつつ「頑張らなきゃいけないなと思います。でもなんか…この位置をもらったけど『本当にここにいていいのかな?』って思っちゃうところがあるので…」と涙を流した。バナナマンの日村勇紀(42)が「もういいでしょ。十分自分も痛い目を受けたんだろうし。誰も松村がイヤだって思わないよ。全然大丈夫。明るく行きましょう」とフォローすると、松村は「はい」と返事して初めて笑顔を見せた。
放送後、松村は自身のブログを更新。「発表の時は『自分は選抜にいる資格がない。』と思いながらも『やっぱり選抜でいたい!』と愚かにも願ってしまっていました。それは、もう一度頑張りたいという気持ちと応援してくださる皆さんに喜んでもらいたい気持ちがあったからです」などと綴り、さらには「もうダメだ。無理だ。と思った時、本当に皆さんの声援に助けられました。罵倒される覚悟で立った握手会や沢山のコメントでの『辞めないで。』『一緒に頑張ろう。』『ここで笑っていて欲しい』という言葉に私はここにいてもいいんだ。と凄く励まされ、乃木坂46で この人達の為に頑張りたいと思わせてもらえました」とファンからの励ましが活動継続の大きなきっかけになったことを示唆した。