昨年、瓦15枚を頭で割る「クレディセゾン」のCMで、脚光を浴びた女優の武田梨奈(23)。空手歴13年で、有段者でもある彼女は、バラエティ番組やイベントなどで、その腕前を披露し、期待のアクション女優として注目を集める。そんな武田が、8日から放送されている『ワカコ酒』(BSジャパン)で連続ドラマの初主演に抜擢され、得意のアクションを封印した演技に挑戦している。
同ドラマの中では“酒呑みの舌”を持って生まれた26歳のOLを演じる武田。人気の同名コミックを原作とし、女ひとり酒を堪能するグルメドラマだ。同じく人気漫画をドラマ化し、なおかつグルメがテーマとなっている作品といえば、2012年から4シーズンにわたって放送されている『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の名前が浮かぶ。武田主演の『ワカコ酒』も4月からテレビ東京系での地上波放送が決まっており、女版『孤独のグルメ』として、早くもシリーズ化への期待が寄せられている。
主演の武田は、撮影でも本物の酒を飲み、出されたメニューは全部食べていると明かすほど、気合いが入っている模様。その結果、クランクインから体重が5kg増加したが、リアリティを追求するため、これからも本番での飲食は続けるという。しかし、13日発売の「アサヒ芸能」(徳間書店)では、「お酒に酔っても色気はまだまだなんです」と答えており、これまでに恋愛をした「経験がない」と告白するなど、女性的な魅力に欠けていることに悩んでいる様子を見せていた。
女性がひとりで酒を飲んでいるとなれば、自然と艶っぽい雰囲気が漂ってきそうなものだが、武田は自分のことを「中学男子みたいな感覚」の持ち主と語り、「どうしましょう、色気を出すには…」と漏らす。武田とすれば、そんな自分が酒呑みの女性を演じることに不安を抱いているのかもしれない。