未亡人モノの定番とは一線を画す問題作!! 異常性を秘めた未亡人役を堀内秋美が熱演!

※画像:『遺影の前で手篭めにされて… 堀内秋美』ワープエンタテインメント

トコショー流! 思わずジャケ買い!! エロ過ぎるAVパッケージの世界・第57回
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 ウホっ! エロそうな未亡人モノだな、おい! ジャケットで喪服を着こむ主演の堀内秋美のにじみ出る色気に惹かれて手にしたのが、今回紹介させていただく『遺影の前で手篭めにされて… 堀内秋美』だ。

 作品のタイトルに「手篭め」とあるくらいだから、未亡人モノの定番の流れなんだろうなぁとタカをくくって鑑賞開始。
 
 
 
 
 ポカーン……
 
 
 
 
 えっ? もう110分? コレでお終い? とにかく呆気にとられてしまい、驚きの連続だった。もちろんイイ意味である。なにせコチラの予想していた展開がなにひとつ当たらず、次から次へと予想外のことばかりが起きるのだ。それゆえ、合間のドラマシーンの会話も聞き逃してなるものかとテレビにかじりつく勢いで鑑賞してしまった。

 詳しく書くとネタバレになってしまうのだが、手篭めという言葉が意味するレイプシーンもなく、かといって肉棒に飢えて男を漁る肉食妻ってワケでもない。カラミシーンは2回あるのだが、壮絶の一言であった。どう壮絶なのかは、是非この作品を鑑賞して確認していただきたいものだ。

 それにしても主演の堀内秋美(ほりうち・あけみ)チャンの喪服姿の似合うことっていったらありゃしない。デビュー当時から人妻役の多い秋美チャンだが、彼女の陶器のように白くてスベスベな肌と憂いを帯びた清楚な顔に喪服がとにかく似合っているのだ。さらに、とある事情でカラミの最中に大粒の涙を浮かべるのだが、その涙が頬を伝うシーンが迫真の演技でありエロかった。

 そしてフェラチオの仕草も圧巻だ。まさに文字通りの「愛撫」で、優しく撫で愛情を込めて舐め美味しそうに喉の奥まで咥えている。この異常に感情のこもっているフェラチオもとある事情によるものなのだが、挿入シーンよりも遥かにエロチックで筆者にとっては一番のヌキ所だったといえよう。

 そんな壮絶すぎるほどエロ美しくて異常性を秘めている秋美チャンではあるが、実はこの作品の主人公は彼女ではない。未亡人となった彼女の義父の世話をする男性介護士がこの物語の主人公なのだ。この男の視点で物語が展開していくのだが、さきほども触れたようにコチラの想像の斜め上を行くブっ飛んだものとなっている。

 秋美チャン演じる未亡人に恋心を寄せているこの男性介護士。物語のラストで見ている者をゾっとさせるような狂気を発現しているのだ。その様子に呆気にとられていると、更にたたみかけるような展開が待っているのであった。

 その奇抜な内容はある意味「純文学」的ともいえるだろう。何度もヌケる作品とは言い難いが、一度見たら二度と忘れられない作品であることは間違いないハズだ。

 AV作品として賛否両論分かれるところではあるが、エロドラマとしては文句無しで成功しているこの『遺影の前で手篭めにされて… 堀内秋美』。ありきたりのAV作品に飽きている人にこそ見ていただきたいものである。もちろん、未亡人モノや喪服モノに興奮するというマニアックな人にとっても必見だろう。きっと貴方も呆気にとられてしまうハズだ。
(文=所沢ショーイチ)

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