流行語大賞ベスト10入りこそ叶わなかったが、候補語の一つとしてノミネートされた「マウンティング(女子)」という言葉に注目したいと思う。流行の発端となったのは、2014年4月~6月に放送された、沢尻エリカ主演の ドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)。土曜10時枠としては異例の高視聴率を叩き出し、10月から12月には水曜10時枠で第二期が放送される運びとなった。ストーリーは、格付けし合う女性たちのマウンティング模様が描かれているが、マウンティングは決して、女性社会だけで起こるものではない。男性社会にも、マウンティングは存在することをご存じだろうか?
■「最近、風俗行っていない」はマウンティング発言!?
キャリア(学歴、年収含む)やルックス(男性の場合は、特に身長)における男性版マウンティングも興味深いが、それ以上に気になるのが性に関するマウンティングだ。
男子会(男性同士の飲み会)での風俗トークのさいちゅうに、「風俗なんぞ、ここ数年行っていない(風俗に行かずとも、セックス相手には不自由していない)」などと発言する者に対して、ムッとした経験をした人もいるだろう。風俗トーク以外でも、「潮を吹かせると後始末が面倒だ(俺は、女性をビチョビチョに濡らすことができるテクニシャンだ)」と、さりげなく己のテクニックを誇示するマウンティング男子も。
例を挙げていくとキリがないので、ここでは「包皮」に的を絞り、仮性包茎マウンティングと題して、包皮を格付けし合うオトコたちの攻防戦を紹介しよう。