史上最年少のスーパーモデル!? 9歳美女が直面するセクハラ問題


 この問題について、あるロンドンのモデル事務所はデイリーメールに対し、次のように語っている。

「(SNSに投稿されている)彼女の写真はたしかに、ある意味、性的なものを喚起させるような大人っぽさがあるといえます。ただそれは、彼女があまりにも美しすぎるからなのかもしれません。彼女が普通の見た目なら、こんな議論は起こっていないと思いますよ」

 今の日本では、大人びるよりも子供っぽい方がもてはやされ、子供は幼いからこその魅力を、また、大人の女性でさえも子供のようなしゃべり方や仕草をして“萌え”を演出することが多い。

 クリスティーナ問題のように、少女に対し大人の女性に対する性的イメージを投影することは少なくなったが、90年代に遡れば似たような事象は起きていた。

 とんねるずの冠番組『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)の企画で、小学生には見えないほど大人びた少女たちを集めた「セクシー小学生コンテスト」が開催され、秋元康プロデュースの下、そこから派生したアイドルユニット『ねずみっ子クラブ』(“おニャン子”の次はねずみ、ということで)まで誕生した。「児童ポルノ法」などを受けた現在の風潮から考えると、なかなか“アウト”な企画だ。

 しかし、ねずみっ子クラブは1年足らずで解散した。ファンは、少女と大人の女性という相反するもののあいだで揺らぐ女の子が見たいのである。しかし、その揺らぎの時期は、思いのほか短かかったのだ。

 そういう意味で、クリスティーナ問題も時間と共に解決する問題といえる。彼女が大人になってしまえば、彼女の魅力は年齢相応なものになるのだから。

 “美しさは罪”という言葉があるが、幼くしてその“罪”を背負ってしまったクリスティーナの今後を陰ながら見守りたい。
(文=ツジエダサト)

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