「巷でウワサされているように、スキャンダルが選考から外れる決定打になったようです。発端は今年10月に人気メンバー・松村沙友理(22)の不倫騒動が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられたことですが、この時点ではNHKサイドは個人的な問題なのでスルーする予定だった。ところが、松村がラジオ番組で謝罪した際に『事実じゃないこともある』などと記事を否定する発言をしたため文春サイドが激怒。追撃記事として畠中清羅(18)のお泊まりデートや、大和里菜(19)の未成年飲酒疑惑を報じた。大和は今月1日付のブログで謝罪したものの、その前日にも六本木のバーで飲酒していたと同誌にスッパ抜かれてしまった。この飲酒騒動が非常にマズく、紅白の新たなターゲットに子ども層を想定していたNHK側の態度が急変。出演者発表の1週間ほど前に突如として内定が取り消され、HKT48に差し替えられたといわれています」(週刊誌記者)
直前の内定取り消しはメンバーにとってショックが大きかったことは想像に難くない。ブログで悔しさをにじませているのも当然だ。この騒動がグループ内の不協和音に発展しているとの情報もある。
「一部メンバーには関係者を通じて内定情報が伝えられ、グループ内でも盛り上がっていたようです。それがご破算になったのは、飲酒問題が原因であるとの話がグループ内でも広まっている。メンバーの間では大和に対する風当たりが厳しくなっており、ファンからも『解雇するべき』という厳しい意見が飛んでいます。現在は針のむしろ状態でしょうが、この状況に耐えられるかどうか…」(前同)
グループ最大の目標をフイにしてしまった責任は尾を引くだろう。とはいえ、同じような騒動はAKBグループ内で多々あり、AKB48などはスキャンダルを上手にスルーしたり、逆手にとって話題づくりに利用するなどして切り抜けている。それなのになぜ乃木坂46だけがドツボにはまってしまったのか。
「芸能のプロが数多く携わっているAKB48などとは違い、乃木坂は映像カメラマン出身の北川謙二氏が代表を務める企業とソニー・ミュージックが運営を主導しており、スキャンダル対応に慣れていない。マスコミ対策やテレビ局との付き合いにも基本的に無関心。飲酒や不倫はメンバーの身から出たサビですが、その後の運営の対応のマズさが問題を拡大させてしまい、NHKの心象を回復することができなかった」(芸能関係者)
どうやら、様々な事情が絡み合った末の内定取り消しだったようだ。このようなメンバーのスキャンダルと運営の対応ベタによってグループ全体の勢いがしぼんでしまわなければいいが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)