放送作家・鈴木おさむの担当番組がひとケタ連発の大爆死! それでも彼が使われる理由


 さらには、これまで人気だった長寿番組にも賞味期限の足音が忍び寄っている。

 17日月曜夜7時に放送された『もしものシミュレーションバラエティお試しかっ!』は7.4%で、その直後の『クイズプレゼンバラエティQさま!!』(共にもテレビ朝日系)も8.9%と、全盛期には10%台後半を連発していた人気番組が低調を続ける。ほかにも、川柳クイズで人気を博した『ペケポン』(フジテレビ系)が7日の放送で7.4%を記録するなど、数字の不振は止まらない。

「ラジオやテレビを含め、鈴木の担当番組数を数えると合わせて32本。彼はこの本業のほかに雑誌の連載、本の執筆、舞台のプロデュースなどをこなし、超多忙な生活を送っている。来春公開予定の、園子温がメガホンを握り、綾野剛、山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介という豪華俳優陣が出演する映画『新宿スワン』の脚本も手がけているほどです」(芸能ライター)

 ここまでハードワークな日々を過ごしていたら、1本あたりの番組に携わる時間や、つぎ込む情熱が薄まるのは当然で、視聴率も自ずと低下するのは目に見えている。業界内には「また、鈴木おさむの番組かよ」と揶揄する“アンチ鈴木派”も少なからずおり、彼の担当番組は今後淘汰されていく可能性もある。

「彼のバイタリティは他の作家にはないもの。場を明るく仕切り、会議を盛り上げていく術はさすが。時に、勢いと巧みな弁舌で乗り切って、彼が去ったあと『どういうことだったんたろう?』と狐につままれたような顔をしている制作スタッフもいるほど(笑)。いずれにしても番組のかじ取り役として鈴木おさむは必要不可欠な存在なんです」(放送作家)

 彼を超える作家がいないこともあるだろうが、こうして視聴率の不調を続けても、鈴木おさむの天下は続きそうだ。
(文=今井良介)

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