「今年9月の『月曜から夜ふかし』でこりん星キャラ限界説を吐露したことが記憶に新しいですが、実は5月に『第7回ベストマザー賞』を受賞した際に、息子の話題に絡めて、『大きくなったときに一度は聞かれることなので、そのときはちゃんと話そうかなと思っています』と、その話に触れています。さらに、記者陣から『息子もこりん星の王子に?』と問われると、『それくらいポップに考えてくれると嬉しいです』と回答。実質、この時点でこりん星ネタは再開されたと見ていいでしょうね」(前出同)
くだんの賞も受賞するなど、ママタレとして依然絶好調な小倉。確かに、息子と一緒にこりん星ネタをやれば、親子タレントとしてさらなる飛躍が待っているのは間違いない。現在息子は2歳。3、4年後あたりを見越してのキャラトーク再開といったところか。その辺については、こりん星の話を最初に活字にしたという芸能ライターの織田(おりた)祐二氏も感慨深げに語る。
「自分が活字にしたのは、彼女がブレイクを果たす1年ほど前の『ベッピンスクール』2001年6月号の表紙インタビューですね。当時は事務所的にも本人的にも特にその話を押してる様子はなく、マミリンことお母さんと長年にわたって構築してきたというストーリーが個人的に超面白かったので掲載した次第で。その半年後に再びインタビューして、その話に触れたときも『掲載したければどうぞ』というスタンスだったので、その後、これだけ長きにわたって世間を揺るがす大きな話になろうとは夢にも思いませんでしたが…。こりん星トーク再開についての感想? 息子さんを絡めての展開は大いにアリでしょう。新たに王子キャラを設定、考案して子供服やファンシーグッズ作れば、売れる見込みは相当あるようにも思えますし、頭のいい彼女なら、そこら辺しっかり考えてるはずです(笑)」
今回の『坂上目線』では、MCの坂上忍相手に久々に「よろしくりんこだプ~」というこりん語での挨拶を披露。さらに、「(お休みの日は)チョコで作った車に乗って~、オレンジゼリーの湖に行って~、プカプカ泳ぐの~」などとキャラになりきり話してみせた末、「ちょっと、ワタシ、まだイケるかもしれない(笑)」と再び手応えを掴んだ様子。彼女にとっては来年2015年は芸能生活15年目を迎える節目ということもあり、新たな“こりん星伝説”をスタートさせるのに、いまが絶好のタイミングと言えるのかもしれない。
(文=ニイゼキユウジ)