そんな有村は以前、雑誌のインタビューにて、自身を「人見知り」「ガツガツいけない」タイプだと話している。確かに、バラエティ番組などでも、落ち着いてはいるが自分から話すことは少ない。だが、癒し系の顔立ちと穏やかな雰囲気は、いるだけで“華”になっている。視聴者はこのような有村の姿に好感を持ち惹きつけられるのだろう。
ある番組関係者は有村についてこう語る。
「有村さんはドラマの現場でも礼儀正しく大人しい存在でした。スタッフのミスにもイヤな顔一つしませんでしたから、制作陣の評判はとても良かったですね。セリフの多い役だったのですが、ほとんどNGもありませんでした。表には出さないのですが、しっかりと台本を読み込んでいるのでしょう。若いのに役をしっかり自分のものにしている印象を受けます。あの年齢でここまで監督やスタッフに信頼される女優さんは珍しいですよ。これからの日本の映画、ドラマ界を背負って立つ存在になるのは間違いないですね」
大女優への階段を登っている有村。だが、今に至るまでの道のりは決して順風満帆と呼べるものではなかった。過去には、現事務所のオーディションに挑戦するも、当時のふくよかだった容姿や訛りの強い言葉遣いを指摘され、落選したという経験がある。しかし、1年後に再チャレンジして事務所に所属すると、今や芸能界でこれだけの活躍を見せるようになった。この経緯には、穏やかな彼女の奥底に眠る「女優魂」が見てとれる。
「彼女の所属する事務所は、戸田恵梨香（26）や吉瀬美智子（39）など、女優を中心としたプロダクションです。タレントの育成には業界内でも定評があり、老舗プロダクションのバックアップもあるので、彼女の芸能活動は将来も有望といえるでしょう。ただ、昨年報道された、Hey！Say！JUMPの岡本圭人（21）との熱愛騒動などはイメージダウンに直結しかねません。現在ではその影響は見られませんが、今後もファンをガッカリさせるプライベートの流出には要注意ですね」（前出の番組関係者）
21歳という若さの有村には、今後さまざまな壁が立ちはだかるだろう。しかしそんなときも、彼女の奥底に眠る「女優魂」で乗り越え、我々に穏やかな笑顔を見せてほしい。
（文＝ozaki）
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