トークバラエティ『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)にて、久本雅美(56)、いとうあさこ(44)と共に務める新MCに、モデルであり女優の三吉彩花(18)が抜擢された。三吉は2010年に「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルに選ばれ、以降はドラマ『理想の息子』(日本テレビ系)や『GTO』(フジテレビ系)で女優としても活動している。
土曜のお昼と言えば、同番組を思い浮かべる人も多いだろう。毎回さまざまな業界からのゲストを迎え、久本、いとうの痛快なトークが繰り広げられるこの番組。その見どころの一つでもあった、3人目のMCに、三吉が抜擢されたのだ。過去には芦田愛菜(10)、ももいろクローバーZの百田夏菜子(20)などが務めていたこのポジション。今回の選出にネット上では、「清純派美人すぎる」「綺麗な脚を毎週見られるのは嬉しい」などと、今回の抜擢には賞賛の声が目立つ。その一方で、「久本、いとうに汚されてしまう」「高橋真麻(前MC)のほうがしっくりくる」などと、少数ではあるが今回の人選を否定的に見る向きもある。その理由のひとつとして、三吉のこれまで育んできた経歴があるのかもしれない。
三吉は大手芸能プロダクション・アミューズに小学3年生から所属する、まさに“エリート”タレントだ。過去には小学生向けのファッション誌「ニコ☆プチ」(新潮社)の専属モデルや、アイドルグループ『さくら学院』のメンバーとして活動しており、世代ではハイキャリアの持ち主である。最近では映画やドラマでも数々の作品に出演するなど、芸能界での経験を順調に積んでいる。さらに、今年放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、ゲストの今田耕司(48)が「会いたい美女」として名前を出すほど、業界からの評判も高い。
そんな三吉の抜擢を否定的に見る人は、三吉自身のキャリアに関しての懸念が多く挙げられる。モデル、アイドル、女優として清純派タレントの道を突き進んできた彼女に、今回のキャスティングはマイナスであると捉えているのだ。
過去にMCを務めた芦田愛菜は、小学校低学年でありながらしっかりとした発言と、健気に番組を進行する姿があったが、当時多忙だった彼女に追い打ちをかけるかのような久本の「下ネタ」「嫌味」によって、収録中も笑えなくなっていたとも言われた。前々回MCだった百田夏菜子に関しても、ファンの間では定評のある「天然トーク」がなりを潜め、まるで置物のようにだんまりとしてしまっている姿に、「疲れが見える」「夏菜子の持ち味が出せない」という声も…。また百田は、奇抜な衣装で登場する「出オチ」キャラとしてこの番組に出ていたほど、MCとしての役割を果たせずにいた。