「私はダンナ様の専用口マ○コ女」 美熟女AV女優・翔田千里、上品かつ卑猥な“丁寧淫語”の魔力とは

 長身で美形の朝ドラ女優が「○ッチしよう!」と叫ぶ姿や昨年結婚した好感度女優の「ぶっかけ、うまい!」と漏らすCMに思わず「ピクン」と反応してしまったアナタ! そんなアナタはきっと昨今AV界でブームが再来しつつある「淫語モノ」に魅せられてしまうことだろう。

 そもそも、AV界で生まれた造語である“淫語”とは、「女性に卑猥な言葉を言わせる」や「女性が男に卑猥な言葉を浴びせる」といった意味で、今ではAV界でひとつのジャンルとして確立するほどの一大作品群となっている。

 そんな作品の中で、最近筆者が感動を覚えたのが、8月19日にドグマからリリースされた『上品な手淫』。人気熟女優の翔田千里が美しい着物姿で淫らな言葉を上品に発するという、熟女ファンならずとも感動を覚えてしまう作品なのだ。

 その魅力は、“丁寧淫語”という、普通では絶対に聞けない日本語が楽しめるところにある。着物姿の上品な奥様なのに卑猥な言葉を巧みに連呼し、献身的に旦那様に尽くす翔田千里の淫靡な姿は、まさにここでしか味わえないものといえる。 
 

 翔田千里がAVデビューしたのは2005年。それは熟女優に特化した作品をリリースする『マドンナ』や『溜池ゴロー』といった熟女メーカーが誕生した時期と重なる。そのブームに乗って現れたのが、友田真希、瀬戸慶子、宮下真紀、山口玲子、橘真由美、桜田由加里、友崎亜希、鏡麗子、徳井唯といった熟女優たちである。つまり、このころから、単なる“熟女”ではなく“美熟女”と呼ばれるアラサー・アラフォー女優たちが登場し、本格的な美熟女ブームが巻き起こったのだ。そして、そんな最中にデビューした翔田千里は、まさに美熟女系AV女優の先駆けといえる。

 実は筆者は、当時まだインディースAVと呼ばれていたセル系AVをメインに扱った雑誌で、熟女優の方々をインタビューするコーナーを担当していたことがある。その中でさまざまな熟女優に会わせていただいたが、振り返ってみれば、みなさん落ち着いた印象もありながら精力的で、今風に言えば、貫禄を感じる肉食女子な方たちばかりだったのを思い出す。残念ながら、著者は直接会うことができなかったが、翔田千里もまた、飛び抜けた個性と演技力を兼ね備えた熟女系AV女優だと当時から評判だった。

 そんな熟女優と淫語の相性はバッチリで、最近では“上品隠語”や“丁寧隠語”といった具合に進化した作品も多く作られるようになっている。

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