しかし、同番組は秋のSPだというのに、押切以外のゲストには、いとうあさこ(44)、カブトムシゆかり(25)、芹那(29)、高橋真麻(32)といった名前が並び、“スペシャル”ではなく、普段からバラエティを賑わせているメンツ揃い。小島瑠璃子(20)や中村アン(27)などの旬のタレントもいたが、同局が誇る看板バラエティの特番にしては少々派手さに欠ける。とはいえ、それもそのはずで、この日の行われたのは、「結婚相手に選ばれない女診断」という企画だった。つまり、このコーナーに参加するゲストに求められるのは、“結婚相手に選ばれない”雰囲気を持った独身キャラである。だからこそ、カブトムシや芹那など、ひと癖あるタレントが呼ばれたわけだ。番組スタッフとすれば、ここに大物女優を呼んでも、盛り上がるのは司会の明石家さんま(59)だけではないかと危惧したのだろう。
「もちろん押切さんもクセのあるタレントとして呼ばれたに違いありません。その理由は、やはりあれだけの多種多様な趣味でしょう。最近ではマンションのプロデュースなども手がけているようで、その活動範囲はタレントの域を超えています。番組では、とりあえず結婚できるタイプと診断されていましたが、あれだけの趣味を持つ押切さんと交際するのは大変でしょうね」(前出)
2005年から2009年にかけて、巨人軍の野間口貴彦投手と交際していたといわれる押切。その破局報道以降、なかなか浮いた話はなかったが、2013年に出演した『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)では、好意を寄せる一般男性がいると発言している。さらに彼女は、その流れで、「すごい好きです」とカメラ目線で公開告白。その後2人がどうなったのかは不明だが、今年の夏に行われたイベントに出席した彼女は、結婚について聞かれると、「そろそろ決めないと、とは思ってますけど、まだ恋愛段階ですね」と熱愛中の彼氏の存在を認めるかのようなコメントをしている。遠からず結婚報道が流れてきてもおかしくないといったところだろう。結婚という新たなスタートが、彼女にとって最高の自分磨きとなることを願うばかりだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)