下世話バラエティの代表格であった『ロンドンハーツ』、関係者から「最近、手ぬるい」との声

※イメージ画像:『ロンドンハーツvol.6』よしもとアール・アンド・シー

 日本PTA全国協議会が調査・発表していた「子どもに見せたくない番組」で、2004~2012年まで9年連続で1位となっていた『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)。昨年には、“この部分のみがクローズアップされること”を理由に同協会の調査は行われなくなったが、多くの子どもがまだ起きている夜9時台の放送でありながら、「枕営業」「包茎」「SEX」といった、大人でも公に発言することをためらう言葉が飛び交う同番組は、今なお“下世話バラエティ”の代表格であることは間違いない。

 さらには、人気コーナー「格付けしあう女たち」に象徴されるように、他人を蹴落とし、けなし合う企画が多くある同番組では、人間のドス黒い本性が露わになる瞬間も多い。9年連続で「子どもに見せたくない番組」に選ばれたのも納得だ。だが、あるテレビ関係者は、そんなロンハーを、「最近少し手ぬるくなっている」と分析する。

「まずは何といってもコーナーのマンネリ化です。現在のところ『格付け』以降ヒット企画はありません。最近では、フィーリングカップル5対5をアレンジした『究極恋愛シミュレーション・ラブマゲドン』などを定期的に放送していますが、出演者のパターンを変えているだけで、正直飽きられています。本気でもない芸能人同士の疑似恋愛を見ても、視聴者は面白くないでしょう」

 そもそも、数々の芸人たちを本気のどん底に陥れた「ブラックメール」といったドッキリ企画に見られた“ガチ感”こそが番組の見どころであったが、最近の企画からはその気迫が感じられないということか。

「2011年からレギュラー出演している有吉弘行(40)さんも、その毒舌で番組のガチ感をさらに高めると期待されたのですが、近頃ではめっきり刀が鈍ってしまいました。たとえば9月16日に放送された新企画『知りたくないかもしれませんがネットで話題になってたこと選んじゃいましたトップ11』は、ネットニュースの餌食になった芸人やタレントを呼んで、さらに追い打ちをかけるという内容でしたが、有吉さんは適当にイジるだけ。天敵といえる品川庄司の品川さんにも噛みつかず、適当にお茶を濁していました」(前出)

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