吉田のバラエティ路線と違い、夕方の報道番組『Nスタ』(TBS系)のお天気コーナー担当から、夜の報道番組『NEWS23』(TBS系)のスポーツキャスターに抜擢され、報道路線を進んでいる前述の同期、古谷有美に対する嫉妬心も心配だ。アナウンサーとしての資質よりも人気を優先するような、割り切った性格なら問題ないが、仕事に対しては実に真面目に取り組んでいるという吉田が、入社当初から比べられ“B型でおひつじ座の末っ子で誕生日も近くて身長も一緒”という相手を意識しないのは無理だろう。華やかな舞台の裏では熾烈な闘いが繰り広げられているとウワサされる女性アナウンサーの世界。ライバル意識がこじれて、フジテレビのショーパンとカトパンのような不仲説がささやかれる関係にならなければいいのだが…。
もっとも心配な問題は、セクハラ疑惑のトラウマが抜け切れていない可能性だ。昨年8月に放送された『朝ズバッ!』のCM明けに司会のみのもんた(70)が吉田明世のお尻あたりに手を伸ばし、その手を振り払われるような様子がお茶の間に流れた。このシーンをめぐってネットなどで「セクハラでは?」と大騒動になったため、吉田のブログの更新が突如止まってしまった。吉田の降板危機もささやかれていたが、みのの次男の逮捕、長期の夏休み、そして番組打ち切りという形でうやむやになってしまった。
「当時、取材記者が問題のシーンについて聞こうとすると、みのさんの名前が出ただけで苦笑いになり質問をはぐらかしていた話があります。今はその話題を出す人はいませんが、本人にしたら、真相がどうであれ消したい過去なのでしょう」(雑誌関係者)
『サンデー・ジャポン』司会の爆笑問題・田中裕二(49)は、田中みな実の卒業シーンで「君、かわうぃーねー」と交際中のオリエンタルラジオ・藤森のギャグを出すなど、共演者といえどもスキャンダルいじりは容赦ない。太田光も過去に番組内で「みのいじり」発言を連発しているだけに、吉田に向かって“禁句”を繰り出す可能性が高い。はたして、その瞬間、吉田は笑顔でスルーできるだろうか。
(文=坂上五郎)