そんな暴走を見せた立花といえば、昨年出演した『へりくつ男とわけあり女’13』(フジテレビ系)や『有吉ジャポン』(TBS系)などのバラエティ番組の中で、「私は男の人より性欲が強いんです。隙あらばヤリたいし、どこでも『ワッショイ』したいんです(笑)」「男に勝ちたいから狩る」「4時間でいけたのは4人」といった発言をし、一時期ネットを騒がせた超のつく肉食女子。彼女の過激な言葉には、『ノンストップ!NONSTOP!』(フジテレビ系)で共演したデヴィ夫人(74)も、「すごくはしたない」「傷つくのはあなた」と、いつもの勢い任せに怒るというより、たしなめるほどだった。
「立花さんの男狩りはかなり有名です。かつて雑誌のインタビューで、17歳から19歳の間に経験人数が100人を超えたと語っていますし、そんな当時を振り返って、『単純に面白かったし気持よかった』『怖かったのが性病ぐらい』『性行為をするときは絶対騎乗位』とあっけらかんと話すほどですから。現在では、『おもちゃも覚えて』かなり落ち着いたと言っていますが、それもなかなか過激な話ですよね(笑)。本当のところはわかりませんが、今回の放送を見る限り、現在でもイケイケの感じなのではないでしょうか」(業界関係者)
番組が放送される前には、公式ブログで、「ちょっとどころか最強に下衆いです」「あー楽しみ楽しみ」とコメントを投稿していた立花。そんな彼女の言葉通り、番組のラストには渡辺麻友が、「ゲスの極みでしたね…」と絶句するほどの仕上がりだった。そのあまりにも下品な内容には、スタッフも自重したのか、「もう温泉ラビパはしません」とのテロップが映されるほど。だが、立花のような過激なキャラクターは今のバラエティ界にとって貴重な存在といえる。彼女が自由奔放に振る舞う姿は、ある意味で清々しく、新鮮な印象があった。そんな彼女こそ、今のバラエティ界が失いつつある“アク”なのかもしれない。さすがにヤリすぎとの声も理解できるが、アイドルの番組でゲスさを披露した立花の覚悟は大したものである。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)