次世代の大物MCとして期待されるフットボールアワーの後藤輝基(40)が司会を務めた『ジャネーノ!?』(フジテレビ系)が、およそ5カ月の放送を終了した。人気タレントの素顔や芸能界の裏側を「○○ジャネーノ!?」と切り込むトーク番組では、後藤の巧みな話術に加え、天真爛漫で明るすぎる笑い上戸キャラの声優・金田朋子(41)を発掘するなど、一定の成果は残しつつも、平均視聴率は振るわず、あえなく打ち切りとなってしまった。
「番組の構成を見れば明らかですが、特に最終回と銘打った企画はなかったですし、制作サイドとすれば、まだまだ番組は続けるつもりだったでしょう。まあ、早くから打ち切りの話は出ていたようですけど、スタッフたちは終わることを念頭において仕事なんてしませんからね。番組終了の知らせを受けてさぞかし驚いたはずです。それでもやはりショックなのはMCの後藤さんでしょう。いくら実力や人気があっても、数字が取れないとレッテルを貼られてしまえば、次のチャンスはなかなか難しいですからね。現在、後藤さんがメインを務めるほかの番組も、同じように短命に終わることがあれば、彼がMCを務めることはなくなってしまうかもしれません。いくらでも後輩はいますし、それだけシビアな世界というわけです」(業界関係者)
今回の番組終了は、MCの後藤にとって、今後の芸人生活に致命的ダメージを与え兼ねないと指摘する関係者。とはいえ、この番組で見せた後藤のトーク術やMCとしての能力は、同世代の芸人たちと比べても圧倒的。独特の言い回しによるツッコミは芸人界でも指折りに違いない。だが、そうした後藤の能力が発揮されるのも、ひな壇に座っているタレントたちが個性豊かなキャラクターを持っているからこそのもの。ツッコむことによって笑いを生む後藤には、そのツッコむべき対象が必要ということだ。