であれば、現在の勢いを考えると沢尻が有利。ドラマの内容で考えても、キャラクターにピタリと合っている沢尻に対し、多くの男性ファンに好かれている綾瀬がモテないアラサー女を演じるというのも、女性視聴者には嫌味に映ってしまうかもしれない。
だが、それでも綾瀬には負けられない事情があるという。
「最近の作品は不振が続いている綾瀬ですが、いまだにCM仕事は好調。CMギャラは4000～5000万円と、女優の中でトップクラスです。ドラマや映画の出演料も高く、年収は4億円以上といわれている。この『ブランド力』を維持するためにも、格下の沢尻には絶対に負けられない。もし沢尻に視聴率で敗れるようなことがあれば、今まで築いてきた“視聴率女優”のイメージが完全に崩壊し、徐々にファンの支持を失い始めているという現状もハッキリ露呈。ギャラのダンピングも仕方ない状況に追い込まれるでしょう」（前同）
逆に言えば、若手女優界の頂点に君臨する綾瀬を負かせば、沢尻が再びトップ女優の座に返り咲くことになるだろう。両ドラマの内容とともに、視聴率対決の行方も見逃せないことになりそうだ。
（文＝佐藤勇馬／Yellow Tear Drops）