アメリカで有名女優らのプライベートヌードやセックス写真などが大量流出し、ハリウッドが大揺れとなっている。彼女たちは米アップルのクラウドサービス「iCloud」に保存していた写真や動画をハッカーに盗み取られたといい、それが世界中に拡散されてしまった。
クラウドサービスはネット上に写真や動画などのデータを記録し、どこでも端末を問わず引き出せるという便利なサービス。利便性に優れているため、思わず他人に見られたら困るようなデータまで保存してしまう人が多いが、部外者に不正アクセスされれば今回のように大変なことになる。
流出した写真はどれも衝撃的だ。映画『ハンガー・ゲーム』などで知られる若手オスカー女優のジェニファー・ローレンス(24)は一糸まとわぬ全裸など60点以上の写真がバラ撒かれ、人気モデルのケイト・アプトン(22)は恋人の大リーガーとのツーショットでオッパイやお尻が丸見えに。人気ドラマ『glee/グリー』などに出演したメリッサ・ブノワ(25)は恋人とのセックス写真が流出し、映画『アイアンマン2』などに出演したオリヴィア・マン(34)はワイセツ動画まで公衆の目にさらされることになった。
ほかにも映画『スパイダーマン』のヒロイン役で有名なキルスティン・ダンスト(32)、人気歌手のアヴリル・ラヴィーン(29)、女優で歌手のアリアナ・グランデ(21)ら100人以上のセレブが被害に遭ったとされ、ヌードはおろかハメ撮りやフェラチオの画像も存在。さらには顔射やアナルを広げて見せつける画像まであり、写真は拡散し続けている。一連の画像は匿名掲示板「4chan」に最初に掲載され、海外報道によると流出犯を名乗る人物はネット上で「ジェニファーがセックスしている2分ほどの動画もある」と明かしているという。
流出写真の中にはコラージュによるニセモノもあるというが、大半は本物であるといわれている。事実、ジェニファーら複数のセレブが「重大なプライバシー侵害」として写真の使用を禁じるコメントを出し、本物であると認めている。また、キルスティンは自身のTwitterで「Thank you iCloud」と皮肉をこめてツイートしており、こちらもヌード写真が本物だったことをにおわせている。